様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。
紹介するのは【町田 康】に関連する本です。
町田康さんの本は、ただ読むだけで終わらない特別な一冊です。
笑えるのに、なぜか胸の奥に残る――そんな感覚を味わわせてくれます。
お酒との向き合い方をテーマにしながらも、
「こうしなきゃダメ!」と説教っぽくなることはありません。
むしろユーモアたっぷりに、自分のクセや毎日の選択を
ちょっとだけ見つめ直すきっかけをくれるのです。
町田さんの言葉は、ふざけているようでとても深い。
笑っていたのに、ふと「自分だったらどうだろう?」と考えてしまうような、
そんな不思議な時間をくれます。
人生って意外と不条理で、でもシンプルな選択で変わることもある。
そう気づかせてくれるような本です。
ちょっと疲れた日や、自分のことを見失いそうなときに読んでほしい。
前向きに、でも無理せず、自分らしく生きるヒントがきっと見つかります。
【犬の目線からの、愛とユーモアのエッセイ】
この本を開くと出会うのは、スピンクというちょっと変わった犬の語り手。
町田康さんの日常が、犬の視点でユニークに描かれていて、読んでいるうちに思わずクスッと笑ってしまいます。
犬ならではの観察力と自由な発想で、何気ない毎日がキラキラと違って見えてくるのが不思議です。
ペットとの暮らしにある、ちょっと面倒だけど愛おしい瞬間。
そのひとつひとつに、笑いとあたたかさが詰まっています。
スピンクが見せてくれるのは、人と動物のあいだにある、言葉にならないやさしい気持ち。
読み終わるころには、「ありがとう」って言いたくなるような気持ちになるかもしれません。
ペットを飼っている人も、飼っていない人も、きっと心がふわっと軽くなる、そんな一冊です。
スピンク日記
出版社 講談社
著者 町田 康
オススメする人
井上 広一様
オススメするコメント
飼い犬・スピンクから見た、主人・ポチ(著者)との楽しい毎日を綴った内容で、スピンク目線で見た、どうしようもない主人の日常が、面白おかしく表現されていて優しい気持ちで元気になれる本。
オススメ人の情報
WEB
http://www.oryel.jp/
【生き生きとしたリズムと、ふしぎな感覚にひたれる一冊】
町田康さんの最新作は、ちょっとヘンで、でもどこかリアルな世界に連れていってくれる本です。
独特な言葉づかいとテンポのある文章が、ふつうの日常をいつの間にか“ふつうじゃない”風景に変えてしまう。
登場する人たちの動きや考え方も、ちょっと奇妙で自由。
なのに読んでいると、「わかるかも」と思ってしまう瞬間があるから不思議です。
笑ってしまう場面の裏に、人と人のすれ違いや、人生のもつれみたいなものがチラリと見える。
それが重くなりすぎず、絶妙なバランスで描かれています。
この本は、ただ読んで終わるだけじゃなくて、自分の中にあった何かを“見える形”にしてくれるような感覚をくれます。
ちょっと変わった世界をのぞいてみたいとき、何気ない毎日が少しだけ面白く思える、そんなきっかけになる一冊です。
屈辱ポンチ
出版社 文春文庫
著者 町田 康
オススメする人
北村佳奈様
オススメするコメント
タイトルとは違うのですが、この本の中に入っている “けものがれ、俺らの猿と”という作品をおすすめします。
頭の中がぐるぐるし、しかしとても爽快です。
なんだか勇気すら湧いて来ます。
映画もあってそちらも良いです。
オススメ人の情報
WEB
http://www.kanakitamura.com/
instagram
https://www.instagram.com/cancan_/
【奇想と現実がまざりあう、不思議で自由な世界】
この本には、現実とちょっと風変わりな想像がまざりあった、
ふしぎでゆるやかな空気が流れています。
日記のようでいて、小説のようでもある。
その境目があいまいなところが、読む人の感覚をくすぐります。
登場するのは、ちょっとクセのある、でもどこか親しみのある人たち。
読んでいると、まるで一緒に歩いているような気分になるから不思議です。
きついお酒のようにほろっとした気分になる場面もあれば、ふと立ち止まって考えたくなるような、静かな深さもあります。
現実の中に隠れている「ちょっとした変」がふと見えてくる、そんな視点に出会える本です。
この作品は、ただ楽しませてくれるだけではなくて、日々の中にある不確かさや面白さをやさしく見せてくれます。
正しさよりも「感じること」を大切にしたくなるような、
そんな読後感が心に残ります。
真実真正日記
出版社 講談社文庫
著者 町田 康
オススメする人
アイハラチグサ様
オススメするコメント
作者の頭の中が全て書かれているような、全く書かれていないような日常が日記形式で進んでいきます。
『犬とチャーハンのすきま』というバンドを組むくだりは本当に危ないので、噴き出すと目立つような公共の場での読書はオススメできません。
オススメ人の情報
BLOG
http://www.aiharachigusa.com/
【笑いと混乱、そして人の心がにじむ世界】
この本の中では、ちょっとヘンテコで、でもどこか人間くさい出来事が、軽やかにリズムを刻みます。
一人称の語り口で描かれるのは、思わず笑ってしまうような奇妙な行動や、なんとも言えない人生のズレ。
でもその中には、なぜか共感してしまう部分もたくさんあります。
登場する人たちの“狂気”は、決して遠いものではなくて、どこか自分たちの世界ともつながっているような気がする。
笑っていたのに、ふと胸がキュッとなる。そんな瞬間がいくつもあります。
大阪弁のテンポが加わることで、言葉のひとつひとつにリアルさとあたたかさが感じられ、読み進めるうちにクセになっていきます。
役に立つかどうかなんて関係ない。
意味がよくわからなくても、なんだか心に残る。
そんな、ちょっと不思議で、でも人の気配にあふれた一冊です。
変わった世界が好きな人、普通じゃないものの中に何か大切なものを見つけたい人に、ぜひ読んでほしい本です。
くっすん大黒
出版社 文春文庫
著者 町田 康
オススメする人
水谷慶大様(イラストレーター)
オススメするコメント
リズミカルな文体、生真面目なダメ男、ダメな大学生、ニ人が大黒を捨てにいくだけの話。
なのにゲラゲラ笑いながらも読後は ”まぁ生きるかぁ…”と毎度思う。
希望の塊みたいな本。家宝。
オススメ人の情報
WEB
https://www.mizutanikeita.com/
Twitter
https://twitter.com/mizutanikeita
【笑いとひねくれた現実がまざる、不思議でまぶしい世界】
芥川賞を受賞したこの作品は、ちょっとおかしくて、でもどこかリアルな人生の一面を見せてくれます。
ユニークな文体で描かれるのは、ばかばかしいほど自由で、ちょっぴり切ない世界。
読んでいるうちに自然と笑ってしまい、その裏にある「人間らしさ」がじわじわ伝わってきます。
ラム酒の香るパブ、やりたいことをやり通す登場人物たち、芸術と欲望が混ざりあう空間。
そんな舞台で描かれるのは、自分のままに生きることの面白さと、ちょっとした哀しさ。
ときには現実や道徳がゆらいで見える瞬間もあって、「正しさ」ってなんだろう?と考えさせられます。
この作品は、笑えるだけじゃない。
人生の混沌や美しさを、ぐっと近くに感じさせてくれます。
変わり者が好きな人、
普通じゃない世界の中に、なぜか安心する人に。
この一冊は、ちょっと変で、とても魅力的です。
きれぎれ
出版社 文春文庫
著者 町田 康
オススメする人
上野幸男様(イラストレーター)
オススメするコメント
初めて読んだのは10年ぐらい前ですが、その後何度も読み返した作品です。
初期の町田作品の最高峰と勝手に思っています。
文章の鋭さや、心象風景の切り取り方などが気持ち良くて、それが何度も読み返す理由かな、と思います。
そして、ヘドロの中からでも生きるという意思を示すようなストーリーは、自分が絵で表現したいことのひとつでもあり、なんというか、勝手に励まされます。
芥川賞受賞作です。
オススメ人の情報
WEB
http://uenoyukio.blog.fc2.com/
【パンクな感性とふしぎな世界が混ざり合う、新しい東京】
この作品を開くと、見慣れた東京の風景が、ちょっと奇妙でパンクなアートみたいに見えてきます。
作者の目を通して描かれるのは、ただの街歩きではなくて、ふとした瞬間に現れる“非日常”のかけら。
都電や江ノ電、どこにでもありそうな場所が、ふしぎな静けさや、ユーモラスな違和感をまとい、日常が少しずつ変化していく感覚を楽しめます。
高円寺の風景の中にまぎれこんだ小さな魔法。
それは、「世界ってもっと自由でいいのかも」と思わせてくれる視点です。
パンクな心をもった散歩、ちょっとひねくれた笑い、そして、世の中の仕組みをちょっぴり外から見る感覚。
ルールにしばられずに、好きなことを好きなように楽しむことの心地よさが、ページのあちこちにちりばめられています。
日常に退屈している人へ、
「いつもの景色を、ちがう目で見てみたい」と思ったときに、そっと読んでほしい一冊です。
東京飄然
出版社 中公文庫
著者 町田 康
オススメする人
浜村満果様
オススメするコメント
町田康さんの、「飄然」に関するエッセイです。
生活することへの独特の美学みたいなものが溢れていて、文章の書き方も面白くクスクスと笑いながら読んでおりました。
活字が苦手な私でもサクサク読める一冊です。
オススメ人の情報
WEB
https://peraichi.com/landing_pages/view/michikahamamura
Twitter
https://twitter.com/origamimaturi
instagram
https://www.instagram.com/michika_hamamura/
【ちょっと笑えて、ちょっと考える。健康と向き合う一冊】
この本は、ただの自己啓発じゃありません。
ユーモアがあって、でもちゃんと深い。
そんな町田康さんの言葉が、肩の力を抜きながら自分のことを見つめ直すきっかけをくれます。
お酒との付き合い方をテーマにしているけれど、説教っぽさはまったくなし。
「そうだよね」って思えるリアルさがあって、笑いながら、自分の生活についてふと考えさせられます。
健康ってなんだろう。
今のままで大丈夫かな。
そんなモヤモヤにも、やさしく光を当ててくれるような一冊です。
生活をちょっとだけ整えたいとき。
前向きに変わってみたい気分のとき。
そんなときに、そっと寄り添ってくれるような本です。
読み終えたあと、「自分のペースでいいんだな」って、少しだけ元気になれるかもしれません。
しらふで生きる 大酒飲みの決断
出版社 幻冬舎文庫
著者 町田 康
オススメする人
中根ケンイチ様(イラストレーター)
オススメするコメント
コロナが続いていた中、外にも飲みに行けずかえって飲酒量が増え、お酒とのつきあいを考えるべく禁酒や断酒本を読んだ中、アマゾンのリストで見つけて気になって読みました。
禁酒、断酒本カテゴリでいいのか分かりませんが、読み物としてとても面白く読めそんな状況の中、元気が出ました!
オススメ人の情報
WEB
https://nakanekenichi.wixsite.com/illust/home