様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。
【心がちょっと疲れたときに、そっと読んでほしい一冊】
紹介するのは、いつもの景色や自分の気持ちが、少しちがって見えてくるような本です。
身近なモヤモヤから社会のことまで、いろんなテーマをやさしく、でもしっかりと伝えてくれます。
恋や人とのつながりの難しさが描かれていて、「あ、わかるかも」と思える場面がたくさん。
読んでいくうちに、自分の中の気持ちを整理したり、新しい考え方に出会えたりします。
ちょっと落ち込んだときにふと手に取ると、あたたかい毛布にくるまれたみたいな安心感があって、
イラストもかわいくて、ページをめくるたびに気持ちがやわらぎます。
読み終える頃には、心がふわっと軽くなっていて、
なんでもない日常のなかにある小さな「大事なもの」に気づけるかもしれません。
【ページをめくるたびに、心の奥にやさしい光が差しこむ】
石田衣良さんの本にふれると、ただ読むだけじゃなく、自分の気持ちにもそっと目を向けたくなります。
この作品は、人とのつながりや恋、心の中のモヤモヤをあたたかく描いていて、
「私だけじゃなかったんだ」って、少し安心できる瞬間がたくさんあるんです。
登場する言葉やエピソードはどれもリアルで、
読んでいるうちに、自分自身のことをゆっくり見つめたくなります。
ちょっと疲れた日も、この本を開けば、すこしだけ前向きな気持ちになれる。
そんなやさしさと希望がつまった一冊です。
白黒つけます!!
出版社 角川文庫
著者 石田 衣良
オススメする人
井上 広一様
オススメするコメント
社会問題などの繊細な質問に対し、読者から送られてきたさまざまな意見のアンケートをもとに、著者がそれらを判定するという内容で、著者のサクッとしたポジティブすぎる判定が気持ちよく、社会問題などもいっしょに考えながら、サラリと元気になれる本。
オススメ人の情報
WEB
http://www.oryel.jp/
【日常を少しだけ特別にするページ】
毎月めくる新聞のページには、ふつうの毎日をちょっと違って見せてくれる力があります。
当たり前だと思っていたことが、ふと立ち止まって見たくなるような大切なものに変わる。
そんな言葉たちが、そっと心に入りこんできます。
読んでいるうちに、自分の気持ちや考えにも静かに目を向けたくなって、
「こんなふうに思ってもいいんだ」って、安心する瞬間がきっと見つかるはず。
この本は、読んだあとの日常がちょっとカラフルに感じられるような、
そんなやさしい魔法のような一冊です。
毎月新聞
出版社 中公文庫
著者 佐藤 雅彦
オススメする人
山田佳一朗様
オススメするコメント
ピタゴラスイッチやだんご3兄弟でおなじみの佐藤雅彦さんが、毎日新聞紙上で毎月書かれた「新聞」です。
1号2ページなので、すぐ読めます。
佐藤さんの感覚は自分も感じているのに明確に意識していないことばかりで共感し、読後は脳がリセットされます。
3コマ漫画の「ケロパキ」も必見です。
オススメ人の情報
WEB
http://www.kaichidesign.com/
オススメする人
高橋マサエ様(イラストレーター)
オススメするコメント
佐藤雅彦さんが「だんご3兄弟」を作詞された時期にかかる、1998?2002年に執筆されたもの。
「じゃないですか禁止令」「かもしれないグッズ」など、日常を観察する視点を新聞テイストでたのしく味わえます。
マンガ「ケロパキ」もとってもキュート。
裏写りした新聞紙のような表紙デザインもたのしい。
オススメ人の情報
WEB
https://radial.jp/illustration/
Twitter
https://twitter.com/masae_radial
オススメする人
福士陽香様(イラストレーター)
オススメするコメント
様々なヒットCMを生み出し、ピタゴラスイッチの監修を務める佐藤雅彦さんの頭の中を覗き見できる小さな新聞。
寝る前に読んでいた頃、ユーモラスでクスッと笑える内容に次の日への元気をもらいました。
オススメ人の情報
WEB
https://www.harukafukushi.com/
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https://twitter.com/haru_fks
instagram
https://www.instagram.com/f___haru/
【ページの向こうに広がる、新しい見方】
この本を読むと、「ただ読む」だけじゃない感覚になります。
村上春樹さんの言葉は、人の気持ちや考えを、そっと深くまで見せてくれるような力があります。
ひとつひとつのメールや返信には、考えさせられることや、新しい気づきがたくさんつまっています。
読んでいるうちに、自分の中の気持ちがゆっくり動き出して、
「こんなふうに感じてもいいんだな」って思える瞬間があるかもしれません。
この本は、誰かとじっくり話しているような気持ちになれる一冊。
読み終わったあと、世界の見え方が少しだけ変わって見えるかもしれません。
なんだか前より、自分のことを好きになれそうな気がしてきます。
村上さんのところ
出版社 新潮文庫
著者 村上 春樹、フジモトマサル (イラスト)
オススメする人
岡澤悦子様(ハンドクラフトデザイナー)
オススメするコメント
心がちょっと風邪を引いてしまいそうなときに、ブランケットをお供にこの本を読みます。
イラストも和みますし、なんだかジャズを聴きながら一緒にテーブルについて話を聞いている気がするのです。
中でもアイラ島の牡蠣の話がとても好きです。
いつか食べに行ってみたいなあ。
オススメする人
Kei Kawakami様(デザイナー、イラストレーター)
オススメするコメント
2015年に開設された小説家・村上春樹氏への質問を募集するwebサイト。
その一部をまとめた書籍です。
日常のちょっとしたことから人生の問題まで読者からの質問に対して氏の独特のユーモアを交え回答していく様を眺めていると、他種多様な価値観の人達が同じ時間を生きていることを実感でき、元気を与えてくれる一冊です。
オススメ人の情報
WEB
https://keikawakami.com/
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https://www.instagram.com/keikwkm_illust/
【ひらめきと美しさに出会う、ことばのシンフォニー】
この本をひらくと、ふだん見ている世界がちょっと違って見えてきます。
佐藤さんの文章は、まるで絵や音楽のようにやわらかく広がって、
言葉だけじゃなく、気持ちや感覚にもすっと届いてくるんです。
一つひとつのエッセイには、意外な視点やワクワクするような気づきがあって、
読み進めるうちに、自分の中にも「考える楽しさ」が少しずつ広がっていきます。
なんでもない日常の中に、キラッと光る美しさを見つける力。
この本は、そんな感性をそっと育ててくれるような一冊です。
静かにページをめくる時間が、自分の気持ちを整えてくれる。
読み終えたあと、きっと世界が少しやさしく、面白く感じられるはずです。
考えの整頓
出版社 暮しの手帖社
著者 佐藤雅彦
オススメする人
稲葉朋子様(イラストレーター)
オススメするコメント
佐藤雅彦さんの作るものが好きなのですが、こちらは「暮らしの手帖」に連載されているエッセイで、佐藤さんの日常における視点や発想のきっかけを垣間見ることが出来ます。
他の著書のようなイラストはありませんが、活字欲はしっかり満たされながらも、頭は柔らかく、心は元気になる本です。
オススメ人の情報
WEB
http://tomokoinaba.com/
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【ミッフィーが生まれた、やさしさと色の世界】
この本は、ミッフィーの生みの親・ディック・ブルーナさんの人生と芸術にふれる一冊です。
ページをめくるたびに、シンプルであたたかな絵の中に込められた、彼のやさしさや強い思いが伝わってきます。
子ども時代の思い出、大切な人との関係、そして表現することへの情熱。
ブルーナさんがどんなふうに絵を描き、どんな気持ちで色や形を選んでいたのかが、少しずつ見えてきます。
「シンプルだからこそ伝わることがある」
そんな考え方にふれると、自分の気持ちや感性も大切にしたくなるかもしれません。
やさしい線と色に包まれながら、自分の中の“好き”や“大事”を思い出せるような時間が、そっと待っています。
ミッフィーを通して、ブルーナさんが伝えたかった「まっすぐな気持ち」に出会える本です。
ミッフィーからの贈り物
出版社 講談社文庫
著者 ディック・ブルーナ、講談社 (編)
オススメする人
須貝美和様
オススメするコメント
世界中の人々に愛され続けているミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナ(1927-2017)。
ブルーナが表現する色・線・形は、シンプルでありながらも温かみやユーモアがにじみ、
見る者の心を幸せな気持ちにさせてくれます。
本書はブルーナへの77の質問を通して、創作の本元である彼の人間性をうかがい知ることができます。
ブルーナが物語る言葉のひとつひとつに、万物への愛を感じます。
オススメ人の情報
WEB
https://sugaimiwa.com/
もうだいじょうぶ!の本 [ ス-ジ-・ベッカ- ]
【amazon】
【小学生たちのことばに学ぶ、やさしさとひらめき】
この小さな本の中には、小学生たちがまっすぐな目で考えた「答え」がたくさん詰まっています。
ちょっとびっくりするくらい深いことを、ふわっと軽く、でも本気で語る彼らの言葉は、大人には思いつかないような視点ばかり。
たとえば、どうしたらケンカしないで仲良くできるのか。地球のために私たちにできることは何か。
そんな問いに対して、子どもたちが自由な発想で考えたアイデアに、思わず笑ってしまったり、心がじんとしたりします。
色とりどりのイラストも楽しくて、ページを開くたびに新しい発見があります。
子どもたちのことばは、ときに大人以上にまっすぐで力強くて、「自分もこんなふうに考えていいんだ」と、元気をもらえるはず。
難しいことばは使っていないのに、気づいたら自分の気持ちに向き合っている。
そんなやさしくて不思議な力を持った一冊です。
もうだいじょうぶ!の本
出版社 飛鳥新社
著者 スージー ベッカー、落合 恵子 (訳)
オススメする人
まつもとゆり様(イラストレーター、グラフィックデザイナー)
オススメするコメント
小さな頃から家にある絵本で、実家を出てもずっと手元に置いています。
小学生たちが社会問題や日常の悩みにアドバイスしてくれる、子どもならではのユーモアが詰まった本です。
スージー・ベッカーのイラストも素敵です。
子ども達の純粋な愛を感じるコメントには心を打たれます。
30年前の本ですが、解決策の中には、いま現実になっているものもあり面白いです。
オススメ人の情報
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【読んだあと、世界の見え方がちょっと変わる本】
この本を読むと、海外での生活や国際結婚など、ちょっと遠いと思っていたテーマがぐっと身近に感じられます。
でも、それだけじゃありません。そこにあるのは、人の気持ちや思い込み、知らないうちに自分の中にあった偏見に気づくきっかけ。
たとえば、「共感すること」と「かわいそうと思うこと」はどう違うんだろう?
そんなことを、やさしい言葉とリアルなエピソードで教えてくれます。
ページをめくるたびに、「あ、そうかも」と思える場面に出会えて、少しずつ、自分の考え方にも変化が生まれていきます。
この本を通して、自分とは違う考え方や背景を持つ人たちに対して、もっとやさしくなれるかもしれません。
そして、自分自身のことも少し深く知ることができるはずです。
誰かとちゃんと向き合いたいと思っている人に、そっと手渡したくなる一冊です。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
出版社 新潮文庫
著者 ブレイディみかこ
オススメする人
関美希奈様(イラストレーター)
オススメするコメント
以前足を骨折して身も心もボロボロな時、この本に出会って楽しく療養できました。
本作はイギリスに住む日本人の著者「母ちゃん」と、アイルランド人の配偶者の間に生まれた思春期の「息子」の日常会話が主です。
学校や近所での不条理というミクロな問題から、イギリスや世界共通の社会問題というマクロな問題が著者の視点や考察を通して浮かび上がるところが面白いです。
オススメ人の情報
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