様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。
紹介するのは【水木しげる】に関連する本です。
【妖怪の世界を探る】
妖怪たちの生き生きとした描写にあり、読者を幽玄な日本の民間伝承の奥深い領域へ誘います。
著者のリアリズムと民間伝承が織り成す神秘的な物語は、恐怖と不思議な世界への想像力を掻き立てます。
読者を超自然の境界へ連れて行くこの百科事典は、著者の洞察と妖怪の謎めいた秘密を解き明かす愛好家に必読です。
水木しげるの妖怪事典
出版社 東京堂出版
著者 水木 しげる
オススメする人
重松淳也様
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形もないもやもやした物を視覚化することであたかも実在している様に思えてくる事典です。
僕は子供の頃から今でも頭の中で考えている事を具現化する作業にとてもワクワクドキドキします。
それが『実在する』という説得力や完成度が高ければ高い程、魅力を感じると僕は思います。
この本は、まさにそれだと思います。
オススメ人の情報
WEB
http://www.shigematsujunya.com/
【死後の探求と深遠な哲学と物語】
死後の世界を探求する不思議な旅へ。
この本は、天国や地獄の謎から煉獄の神秘まで、人間の存在に深い問いかけを投げ、妖怪シリーズとは一線を画す物語は、道徳と神話の融合を巧みに描き、読者を考えさせる詩的な探求へと誘います。
作品は、単なる読書ではなく、社会的な課題や倫理的ジレンマを深く掘り下げた洞察に満ちたものであり、虐待や救済などの難しいテーマに対しても心を打つエピソードが織り交ぜられ、読者の考える力を刺激します。
また、詳細なイラストと深い示唆により、物語は単なる物語以上の感情的な旅へと導き、人生の意味と影響を考えさせ、読者を著者の洞察力と才能に感謝する感動的な旅へと導く、心揺さぶる傑作です。
その独自の哲学と物語は、読者に自己反省と成長の機会を与え、人間の複雑な本質を明らかにし、異世界への不思議な探求は、私たちの内なる葛藤を映し出す鏡として輝きます。
水木しげるのあの世の事典
出版社 東京堂出版
著者 水木 しげる
オススメする人
NOY様(イラストレーター)
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世界中の「死後の世界」の伝承について、水木しげるが言葉と絵でまとめた本です。
伝承を1つ紹介する毎に、挿し絵が入るのですが、水木の独特な点描や線が、ぼ~んやりと霞がかった妖しいあの世の雰囲気を見事に捉えていて、パラパラと眺めるだけで、脳をどっぷりとあの世に浸すことができます。
暗い部屋でデスクライトの光をたよりに、椅子の上に三角座りして読むのがおすすめです。
オススメ人の情報
WEB
https://linktr.ee/noy.z.cancelling
Twitter
https://twitter.com/NOY_on_sale
instagram
https://www.instagram.com/noy.z.cancelling/
【感動のリアルと自伝の奇跡】
著者の生涯を描いた自伝には、リアルなストーリーが息づいており、その魅力的な物語に触れ、彼の人生の試練と勝利、絶望から希望への旅に感銘を受けましょう。
彼の率直な筆致が織り成す感動の旅に、心が揺さぶられること間違いなく、深遠な人生が生き生きとしたリアリティを持って描かれており、その日常の奇跡に触れることで、魂が活力に満たされます。
彼の素朴な物語は単なる自伝以上のものであり、逆境を乗り越える勇気と希望を見出す力強いメッセージが詰まっており、著者の物語に身を委ね、普遍的な人間の喜びと悲しみを共有しましょう。
ねぼけ人生
出版社 ちくま文庫
著者 水木 しげる
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芳野様(イラストレーター)
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水木しげるさんの壮絶な人生は、展覧会やテレビでなんとなく知っていたけれど、本人の言葉で語られるその人生は、陰りがなく楽天的!壮絶な人生をぐんぐん読み進み、最後の1ページは、水木先生に同意!深く頷きました。
オススメ人の情報
WEB
http://nocodico.com
オススメする人
須川まきこ様
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有名な『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるの波瀾万丈の人生記録です。
戦争時代の過酷で度重なる壮絶な状況を生き抜き、戦後すぐにユーモア溢れる漫画をうみだす著者の、鉄のような生命力と胃腸の強さに、驚愕します。
オススメ人の情報
WEB
http://www011.upp.so-net.ne.jp/makiko/
【戦争の深遠な物語】
著者の自伝は、戦争の厳しさと生のリアルな物語を綴り、著者の独特な視点で描かれた感動的なサバイバルストーリーは、深い感情を呼び覚ます。
戦場での静寂と恐怖、逆境の中でも屈しない楽観主義が人生に与えた影響を与え、この本は悲劇に立ち向かう勇気と粘り強さを物語り、読者を戦争の現実と強靭な生存力へと誘います。
水木しげるのラバウル戦記
出版社 ちくま文庫
著者 水木 しげる
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こだま様
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軍隊でのいじめ、被弾、捕虜生活・・・戦闘下にありながら、どこか呑気に原住民と友達になったり絵を描いたりして過ごす水木さん。
苦境を感じさせない飄々とした生き様や語り口調が好きで何度も読み返してきた一冊です。
オススメ人の情報
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https://twitter.com/eshi_ko
【戦場の鮮烈な描写のリアリズム】
揺さぶるリアリズムと感情を堪能し、この本は戦争の悲惨な真実を率直に綴った、圧倒的な戦闘の記録です。
戦場での生々しい体験が、作者のリアルな筆致で鮮やかに映し出し、著者が紛争の残酷さを率直に、そして美しく表現し、人々の心の闇を描き出しています。
これは反戦の思いがにじむ内容ですが、真実を率直に伝える、真摯なアプローチが光る一冊です。
精緻なアートと魅力的な解説を通じて、暗黒の時代の複雑さが見事に浮かび上がり、日本のマンガ文化の独特な側面が浮き彫りにされ、絵と物語を融合させ、読者の心に深い感銘を残す戦争の真実を追求します。
戦争の痛ましい影響を掘り下げる中で、読者の心に感動を呼び起こすことでしょう。
総員玉砕せよ!
出版社 講談社文庫
著者 水木 しげる
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加納土様
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水木しげるが、本人の南方での戦争体験を基に描いた漫画。
御国のことというよりも、白飯のことを考えながら死んでいった兵隊たちの顔、一人一人がとても魅力的。
彼らの「生きる」ことへの強い思いをみると、自分も「生きねば」と思う。
そういう意味で元気がでてくる。
彼らの分までみたいなことではないが、日常をもっと丁寧に生きようと思える。
オススメ人の情報
Twitter
https://twitter.com/insight_kano
マンガ水木しげる伝完全版(中) [ 水木しげる ]
マンガ水木しげる伝完全版(下) [ 水木しげる ]
【水木しげるの生涯】
著者の魂の詩――その自伝を読んで、戦時の痛みと友情を体験しませんか?
この物語は、戦争の壮絶な時代から、漫画で築かれた絆までを鮮やかに描き、著者が語る南太平洋での友情と鬼太郎の誕生の物語は、ただのマンガの枠を超えています。
歴史の背後に潜む真実と深い感情を引き出し、その記憶を訪ね、彼の遺産に触れ、マンガの力強い影響を感じ取りましょう。
この魅力的な旅は、マンガの巨匠の一生を語るだけでなく、歴史の重みと真実を垣間見る感動の探求でもあり、人生と芸術が持つ力強さと変革力に触れ、没入型の旅に出かけてみましょう。
マンガ水木しげる伝完全版
出版社 講談社漫画文庫
著者 水木 しげる
オススメする人
ヤギワタル様(イラストレーター)
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『鬼太郎』『悪魔くん』などの代表作も良いですが、水木しげるはその人生こそが作品です。
とにかく生きる気力がすごくて、これを読んでいると、自分の抱えている問題なんてホントちっぽけだなと思えてきます。
奥様の武良布枝さんによる自伝『ゲゲゲの女房』も、読めば元気が出る本です。
オススメ人の情報
WEB
http://yagiwataru.com/
【探求と奇行】
荘厳な世界と南方熊楠の不思議な生涯が交差する感動的な物語を探求し、この本は自然の美と人生の複雑さが交差する場所へと誘います。
南方熊楠の人生にも光を当て、驚きと魅力が織りなす物質と霊的な世界の間で揺れる現代に、この本は心に響く意味と深いつながりを見つけるための探求を促します。
自然と人間の不思議な交わりが、読者を感動の冒険へと誘う物語です。
猫楠 南方熊楠の生涯
出版社 角川文庫
著者 水木 しげる
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nutsman様(DJ)
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知の巨人「南方熊楠」の生涯を、ゲゲゲの鬼太郎などで知られる「水木しげる」が漫画化した一冊。
生きた時代は少し違うけれど、この組み合わせは必然だったのだと思います。
空想現実、時には支離滅裂に物語は進んでいきますが、ふと飛び出す哲学的なセリフの言い回し、登場人物の愛くるしさ。元気が出ます。
オススメ人の情報
飛騨高山の生まれ、岐阜市在住のDJ。MdMと長良川。
全天候対応型のセレクター・スタイルで今日も大小上下問わず人が集まる場所に花を添え続けている。
2018年には電子音楽家「Free Babyronia」が主宰する「AUN mute」より渓流魚「アマゴ」の一生を題材にした初の流通作品「amago」を、2020年には「Ogawa&Tokoro」が主宰するカセットレーベル「Oriental Tapes」より「sumi kawa」、東京在住のDJ、プロデューサー「Torei」とのスプリットMIX TAPE「SFTM 003」をリリース。
自身の琴線に触れた音源+αを取り扱うオンラインショップ「大福RECORDS」も営んでいる。
WEB
https://daifukurecords.stores.jp/
Twitter
https://twitter.com/nutsman_jp
instagram
https://www.instagram.com/nutsman_kawa/
【奥深い言葉の贈り物】
水木しげるの叡智に満ちた言葉が、人生の奥深い洞察を照らし、その知恵は、困難な試練を乗り越えるための手引きであり、心の力強い支えとなります。
深遠な人生の哲学を優しく語りかけ、慰めとインスピレーションを与えてくれ、著者の言葉は努力と休息のバランスを探し、人生の穏やかな喜びを見つける手助けをしてくれます。
『ゲゲゲの鬼太郎』からの断片も、人生の奥深い哲学を紡ぎ出し、深い悟りと穏やかな美を探求し、読者を心地よい啓示の世界へと導きます。
その洞察に満ちた言葉は、時折の怠惰や努力の中に息づく美しさを明らかにし、内なるバランスを求める心に安らぎをもたらし、穏やかな瞬間を大切にし、人生を慎重に楽しむことの大切さを語りかけます。
がんばるなかれ 小さなことを笑い飛ばすコトバ
出版社 やのまん
著者 水木 しげる、やのまんブックス (編)
オススメする人
佐藤勝則様(イラストレーター)
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率直で大胆に、そしてときどき奇妙で面白い水木しげるサンの言葉が短い文章でまとめられていて非常に読みやすいです。
張り詰めた心の糸を少し緩めれば世の中の見方が変わってくるということを語りかけているのだと思います。
気持ちが落ち込んだとき、心が不安になったとき支えになってくれる本です。
オススメ人の情報
WEB
https://i.fileweb.jp/satokatsunori/
Twitter
https://twitter.com/katsunori_s