~活力溢れる横山裕一~ 元気が出る本 6選

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【活力溢れる横山裕一】に関連する本です。


カラマーゾフの兄弟 中 (新潮文庫 新潮文庫) [ ドストエフスキー ]
カラマーゾフの兄弟 下 (新潮文庫 新潮文庫) [ ドストエフスキー ]

【心揺さぶる人間像の探求】
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』は人間の複雑さを美しく描き出す不朽の名作であり、哲学的な深みと感情の葛藤が絡み合い、読者を心の奥底へ誘います。
善と悪、愛と憎しみが絶妙に織り成す物語は、深遠なる人間の心の迷路へ。
ドストエフスキーの巧みな筆致は、読者を情緒的な探求へと導き、善意と邪悪の対立、人間の心の葛藤がそのページから溢れ出す。
この小説は時代を超えた普遍的な真理を探求し、読者に深い共感と感動をもたらし、人間の複雑さと根源的な善の探求を美しく描く傑作です。
人間の心の奥深くへの探求へと導き、その深遠なテーマと哲学的な深みは、心を打つ感動を呼び覚ますことで、読者の魂に深く染み入ることでしょう。

カラマーゾフの兄弟
出版社 新潮文庫
著者 ドストエフスキー,原 卓也 (訳)

オススメする人
横山裕一様(漫画家、美術家)

オススメするコメント
世界一おもしろい本だと思います。
学生時に読んで以来30年以上たちます一度完全に中身を忘れるまで置いといてからまた読もうと思ってます。

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【心の旅路と力強い自己発見】
井伏鱒二氏の文字が奏でる物語に触れると、彼の繊細で社会的なレンズを通した短編集は、心の奥底を揺さぶり、人間の複雑な存在を鮮やかに照らし出します。
山椒魚やワシが織り成す物語は、悲哀と自然のシンボルを通じて、人生の微妙な側面を映し出します。
彼の言葉は悲観的でありながら、深い温もりを湛え、人生の複雑さを探求し、感情と社会的批評が融合する魅力的な世界へ。

山椒魚
出版社 新潮文庫
著者 井伏 鱒二

オススメする人
横山裕一様(漫画家、美術家)

オススメするコメント
いろいろなおもしろい話が集まった短編集ですが「へんろう宿」という話が良いです。

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岩成達也詩集 (現代詩文庫) [ 岩成達也 ]

【躍動する可能性】
すばらしい詩の複雑さを紡いだ魅力的な詩がここに始まります。
文字の間に隠された謎めいた論理と神秘的な魅力は、読者の好奇心をかき立て、感覚を刺激する魅力が満ちています。
この詩の迷宮からの解読は、知的好奇心をくすぐり、魂の深層を探求する喜びに満ちた新たな体験です。

岩成達也詩集
出版社 現代詩文庫
著者 岩成 達也

オススメする人
横山裕一様(漫画家、美術家)

オススメするコメント
今も度々読み返す楽しい散文詩集ですが既にもしかしたらこの本は絶版かもしれません。

オススメ人の情報
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【魅力満点、活力溢れる日常へ】
横山裕一の漫画は、子供の無邪気さと美しさを豊かな水彩イラストで描き、子供時代の純粋な喜びをよみがえらせ、物語は言葉を超えた心温まる親子の探求を通して、不思議で心を打つ冒険を語ります。
作品は美しいカラーと独特の語り口で心を奪い、それぞれのキャラクターは口数が少なく表情も固定されていますが、読者は子供たちの興奮を強く感じます。
横山裕一は言葉を超えた感覚を描き、その異彩を放ち、日常のアナログな体験でも感じられることを示し、現実との結びつきを強調しています。
子供たちがリーダーの指示を無視し、自分たちの関心事に向かっていく姿は、新しい可能性を示唆し、読者に自分や周囲の人々について新たな気づきをもたらすでしょう。

ベビーブーム
出版社 イーストプレス
著者 横山 裕一

オススメする人
佃弘樹様

オススメするコメント
顔が球体に円錐だけという父親と、毛玉のような子供のやりとりが、カラフルでダイナミックな絵と擬音だけで表現されている。僕は著者と知り合いで、彼は独身で子供とは無縁な生活をしているのを知っているが、彼のどこから、こんなにカワイイ発想が出て来るのかが、不思議で仕様がない。

オススメ人の情報
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https://twitter.com/tsucoom?lang=ja

【心の再生への一歩と明るい未来への航海】
私たちは日々、新たな驚きや魅力的なアートに出会いますが、横山裕一の作品は異次元の感覚をもたらします。
そのマンガは異常なまでに型破りであり、読者を普通ではない世界へと誘い、超現実的な風景や幻想的な世界を鮮やかに描き出し、驚きと喜びに満ちた謎へと誘います。
夢の中に入り込んだかのような非日常的な体験を提供し、シュールレアリスムという新たな境地へと拡張し、その特異な世界観は、普通の感覚を超えたアートを求める読者にとって魅力的です。
従来の常識にとらわれず、芸術的な解放と新しい視点を提示し、日常から離れた驚くべき世界が広がっています。

Niwa The garden
出版社 イースト・プレス
著者 横山 裕一

オススメする人
國分郁子様(美術家、サーカス研究家)

オススメするコメント
元気とはどんな状態かなと考えると、なんだか楽しかったり、なんだか笑えたり、はっきりした理由はなくとも目の前のものを肯定して”食べていける”精神状態だなと思います。
今回選んだ本は、心が湿っていたりザラザラしている時に、世界の楽しさをドスンと右脳に直接届けてくれる本です。

すべては突然に始まり、すべては唐突に起き、すべてに理由はなく、オチもないまま終わる壮大な庭探訪マンガ。
なぞめいた風貌の人々が、淡々と実況中継しながら、怒涛の勢いで大迷宮を突き進みまくる横山ワールドの非凡さは、最初の5Pでいとも簡単に日常の現実世界を吹き飛ばしてくれる。

オススメ人の情報
WEB
http://yukokokubun.com/

【笑顔と希望の活力溢れる新たな始まり】
横山裕一の作品は、言葉の壁を越え、視覚と感情を魅了する力を持っています。
彼のマンガは革新的で、オノマトペと色彩が絡み合い、心に響く物語が視覚的なシンフォニーとなります。
文字に頼らず、読者を魅了する技術を持つアーティストであり、彼の作品はただのマンガに留まらず、まるでアートの神秘的な旅に連れ出されるような感覚をもたらします。
その魅力は、緻密な細部と共に曖昧さを持つ不思議な要素にあり、探求心を刺激し、視覚的で没入型の世界に入り込むと、新たな感覚と体験が広がります。
彼の作品はアートとマンガの融合であり、興味深く、感情を揺さぶる冒険を求める読者に魅力を放ちます。

アウトドアー
出版社 講談社
著者 横山 裕一

オススメする人
つめをぬるひと様(爪作家)

オススメするコメント
擬音だけの漫画。
登場する人物の顔も物体も、無機質に見えるけど人間味がある。
全編モノクロですが、カラーの作品もあって、色使いが素敵。

オススメ人の情報
WEB
http://nuruhito.tumblr.com/

Twitter
https://twitter.com/nail_hito