~日常の感動と自己発見~ 元気が出る本 6選

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【日常の感動と自己発見】に関連する本です。

【活力満点の喜びの旅】
スイスの芸術と限りないユーモアが出会う、粘土彫刻の世界があなたを魅了する理由は、そこに創造性とウィットの奥深さが広がっているからです。
スイスのアーティスト、フィッシュリ&ヴァイスの影響力のある遺産を探求し、その芸術の中をさまようことを想像してみてください。
日常とは異なる、粘土彫刻の宝庫がそこに広がり、人類と地球の歴史の重要な瞬間から、そうでない瞬間まで、多彩なテーマが彫刻されています。
それは単なる再現ではなく、テクノロジー、おとぎ話、文明、映画、スポーツ、商業、教育、セックス、聖書の歴史、自然、エンターテインメントにまたがる体験を提供します。
美しい混乱を受け入れ、混沌の中から明晰さを見つけ出す挑戦、シンプルな美しさを明らかにします。
アート愛好家も、日常のユーモアを新たな視点で見つける人も、この本が新しい魅力的な視点を提供し、日常と非日常を融合させます。

Plotzlich diese Ubersicht/Peter Fischli, David Weiss
出版社 Edition Stahil
著者 Peter Fischli(写),David Weiss(写)

オススメする人
千原航様

オススメするコメント
地球上の歴史的な出来事と日常の些細な出来事を200の粘土で表現した、フィッシュリ&ヴァイスの1981年の展覧会作品集。
いつ見ても視点が伸縮し、ページをめくるたび脳内がリフレッシュされていく最高本です。
2010/12/25まで金沢21世紀美術館にてアジア初の展覧会開催(現在終了)。
このシリーズの新作を加えたものも観れます。実物も素敵。

オススメ人の情報
WEB
http://www.kohchihara.com

【明るい未来へ】
ジャケットの魅力に魅了されたことがあるなら、この本はまさにあなたを魅了します。
バーニー・バブルズ、イギリスのグラフィックデザイナーとして知られ、その創造性は現代アートとデザインに波紋を広げ、彼の大胆で前衛的なスタイルに引き込まれることでしょう。
巧妙なダジャレ、印象的なイメージ、ポップカルチャーの反映に満ちたデザインは、ページをめくるたびに新たな驚きをもたらします。
この本はデザイン愛好家、音楽愛好家、歴史ファン、そして美学を探求したい全ての人にとって魅力的な読み物であり、英国のデザインと音楽の歴史において極めて重要な作品であり、作品を既に知っている人も初めて知る人も、この本は音楽業界とデザイン界に与えた深い影響を理解し、バブルズを称賛する一冊です。

Reasons to Be Cheerful
出版社 Adelita Ltd
著者 Barney Bubbles、Peter Saville (寄稿), Malcolm Garrett (はしがき), Billy Bragg (序論)

オススメする人
Junes K様(ビートメーカー、グラフィックデザイナー)

オススメするコメント
コステロ 、イアン・デューリー、ニック・ロウ、ダムド、デペッシュモード、スペシャルズなどのアートワークを手がけたグラフィックデザイナーBarney Bubblesの作品集。
バウハウスやロシア構成主義を思わせるデザイン。
圧倒的なアートワークで見るたびに酔いしれます。
ユーモアを交えながら抵抗も表現したアートワークが既にROCK。

オススメ人の情報
WEB
https://junesk.bandcamp.com/

Twitter
https://twitter.com/0123Junes

instagram
https://www.instagram.com/junes_k/

175:女は待たぬ(早川書房)
【楽天ブックスならいつでも送料無料】女は待たぬ [ A.A.フェア ]

【元気満点の輝く未来へ】
ハワイの美しい景色が舞台のトロピカルな冒険、ビーチで太陽の光を浴び、透き通る海で泳ぎ、島のあちこちに冒険が待っています。
魅力的な探検に引き込まれ、古典的な名探偵の物語を思い出し、ユーモアと陰謀が絡み合い、ホノルルの南国の舞台が物語に活気を吹き込みます。
この物語はのんびり休暇ではなく、解明すべき魅惑的な謎が待ち受けています。ページをめくる手が止まらないようなジェットコースターのようなサスペンスが展開します。
ミステリーだけでなく、楽しい驚きと登場人物たちの絆が物語の中心であり、思いがけない驚き、そしてたっぷりのユーモアがこの物語を彩ります。
忘れられない逃避行を求めているなら、この本はあなたを魅了し、手放せなくなることでしょう。

女は待たぬ
出版社 早川書房
著者 A・A・フェア、田中 小実昌 (訳)

オススメする人
古村 耀子様

オススメするコメント
私はミステリーなどが好きなのですが謎解きが楽しみと言う訳ではなく、
現実逃避的な感覚があります。このシリーズは50年代の良きアメリカ?の探偵物。
小気味よい語り口、ユーモアと軽快さが好きです。翻訳の田中小実昌さんの
訳が絶妙で読みやすい。色々な問題を抱えていても別な世界に一時浸ることが出来る。
それも小説の味わいではと思います。

オススメ人の情報
Twitter
https://twitter.com/yokokomura

【日本の美の探求と織り芸術】
この文学的至宝に身を委ね、日本の織りと帯のパターンの魅力的な芸術、ページの中に広がる魅惑的な美しさは、言葉では言い尽くせないほどの素晴らしさです。
フルカラーのイラストは息をのむほど美しく、それぞれが日本の職人技と芸術の本質を捉え、文化、伝統、純粋な芸術の素晴らしさへの扉です。
日本の手工芸の豊かな遺産を保存し、文章を読むたびに、その情熱があなたの心を打ち、感動的な体験を約束し、これは視覚的な楽しみだけではありません。
帯の模様の歴史に関する洞察力豊かな解説とエッセイが、あなたに出会う芸術に関する重要な背景を提供します。
ユニークな日本文化への理解と認識を深め、何世紀にもわたる鮮やかな色彩で織り上げられた帯模様の複雑な世界に引き込まれ、伝統と美が絡み合うこの魅惑的な領域と、日本の職人技、芸術性、文化の魅力的な物語を紡ぎます。

帯と文様 織り帯に見る日本の文様図鑑
出版社 世界文化社
著者 藤井 健三(監修), 弓岡 勝美(編)

オススメする人
まつもとゆり様(イラストレーター、グラフィックデザイナー)

オススメするコメント
和のものが好きで、江戸時代の着物の本などいくつか持っています。
この本は和服の帯の文様の解説本。美しくて惚れ惚れします。
制作に行き詰まった時は、色使いや模様から着想を得ることもありますし、解説をゆっくり読んでこの世界にハマると、リフレッシュできるんです。

オススメ人の情報
WEB
https://yuripe730.wixsite.com/yuripe

Twitter
https://twitter.com/yuripe730

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https://www.instagram.com/yuripe730/

【花の驚きと自己発見の花占い】
花の魅力と占いの神秘が絶妙に交差する世界に足を踏み入れ、特徴的なクローズアップ写真が息を呑むような花の美しさを捉えています。
色鮮やかで詳細なディテールが、自然の驚異的な創造物の本質を映し出し、花の愛好家や日々のインスピレーションを求める方々に、これらの写真は心を魅了することでしょう。
この本の真魅力は花占いの魔法にあります。
各花の写真には、花言葉、占星術、神話が組み合わさり、個々の性格と運命に新たな洞察をもたらします。
花の美との調和を求める方にとって、この本は理想的なパートナーでであり、日々を花の美で飾るだけでなく、自分自身と自然界のつながりを深め、新たなインスピレーションを見つける手助けをしてくれることでしょう。

わたしの一花 365日のバースデーフラワー
出版社 グラフィック社
著者 ロン・ヴァン・ドンゲン (写)

オススメする人
大森謙一郎様(プロダクトデザイナー)

オススメするコメント
365種類の花の写真に花言葉が添えられている写真集。
幻想的に撮られた美しくも不可思議な花の色かたちを眺めながら脳内リフレッシュをしたりしています。

オススメ人の情報
WEB
http://www.kenichirooomori.com/

Twitter
https://twitter.com/kenichirooomori

【日常の中の感動と愛】
伊藤理佐の漫画は、愛の多彩、登場人物の物語は心温まり、同時に深い考察をもたらし、日常生活の複雑さと人間関係の本質が見事に織り交ぜられます。
この魅力はシンプルさにあります。対立や戦いがあっても、物語は心に残る素晴らしい結末に至り、笑顔と共感が永遠に続き、恋の波に乗る楽しい笑いと内省が待っています。
エッセイ漫画のファンにとって、このコレクションは新しい視点を提供し、伊藤理佐のストーリーテリングの才能を感じさせ、ミニマルなイラストでも感情を伝え、愛の力は言葉以上のものを持っていることを思い出させてくれます。
物語は日常生活の構造と人間関係の微妙な複雑さに焦点を当て、日常の細かい出来事や人間関係の複雑な模様を鋭い洞察力で描いています。
典型的なロマンス漫画から逸脱しているかもしれませんが、日常生活の美しさと愛の複雑さを心温まる形で、微笑ましい瞬間、深い考え、手を差し伸べる優しさも含むことを示しています。

おいピータン!!
出版社 講談社
著者 伊藤 理佐

オススメする人
はやはら よしろう様

オススメするコメント
主人公の大森さんはデブだ。影で大盛りさんと呼ばれているくらいだ。
見た目はどう見ても冴えない。でもカッコイイ。めちゃくちゃカッコイイ。
デブだけどスマートだ。まず仕事でもプライベートでも物事のとらえ方、考え方がきっぱりとカッコイイ。
食にこだわりがあって、そのこだわり方がカッコイイ。
周りの人にも、初対面の人にだって、さりげない気配りと優しさがカッコイイ。
そんな彼とその周囲の、ときには関係の無い家族の日常のエピソードも加わっての、ほっこり満腹ストーリー。

オススメ人の情報
WEB
http://www.yoshiroo.net/

オススメする人
靴下ぬぎ子様(漫画家)

オススメするコメント
キャラクターたちの些細な日常が、ミクロな視点で細かく描写されながら、気が付けば抽象的な共通項をみつけ、普遍的な答えに結んでいく。
豊かで拙いキャラクターたちの人間臭さが、余計なことを省きストレートに描かれたお話の中で輝いていて、読んだ後に「人間っていいな~」と思える作品です。

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