~葛藤と解放の舞台~ 元気が出る本 5選

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【葛藤と解放の舞台】に関連する本です。

【現代社会の葛藤と解放】
豊かな生活を追求する中で、我々は失われがちな何かに気づかされることがあります。
時の流れを時間貯蓄銀行と例え、スーツ姿の灰色の紳士達が資本主義の象徴として浮かびあがり、資本主義以前の価値観や生き方に思いを馳せるモモが登場します。
効率化された労働や消費社会がもたらす問題に直面しながらも、心に違和感を覚えることも。現実の営みと比べ、モモの物語は真実を浮き彫りにします。
この物語は、資本主義の制度設計が人々の存在価値をどのように変えてきたかを考えさせ、時間と価値についての深い洞察を提供し、現代社会の実態と向き合うヒントを探ります。
現代社会の営みの中で失われた大切なもの、そして大事な人との会話が取り戻せる方法を探求しましょう。

モモ
出版社 岩波少年文庫
著者 ミヒャエル・エンデ(著, 絵),大島 かおり(訳)

オススメする人
山出淳也様

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「時間とはすなわち生活だからです」
これは児童文学「モモ」の一節だ。この物語は時間泥棒によって盗まれてしまった時間を、不思議な力を持つ少女モモが、取り戻すというストーリーである。
私は以前、この物語をモチーフに作品を制作したことがある。その作品「PROJECT No-17」は、参加者が借りてきた時計を箱の中に入れ、持ち主の名前を書いたラベルを貼り、展示するプロジェクトだった。観客は時計の箱に触れることができ、その音や振動を感じることができる。私はこの作品を通じて、物語の中でモモが見た「時間の花」を咲かせることを試みたのだ。
「モモ」の中で、登場人物が時間について語る場面がある。それらの言葉は、今なお私に時間の意味を問いかける。

オススメする人
松村真依子様(イラストレーター)

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誰もが知っている児童文学ですし、作中の数々の名言はあまりに有名です。
大人になってからも読み返す度に、時間に追われていなかった頃の心許なくも自由な気持ちを思い出させてくれます。

オススメ人の情報
WEB
http://www.mayko88.com/

オススメする人
谷川千佳様

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どこまでも遠く、深い深い場所で、大切なものに出会えるような、そんな物語です。

オススメ人の情報
WEB
http://chikatanikawa.com/

オススメする人
つかまい子様(朗読絵本作家)

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モモと出会ったのは何歳のころだったろうか。
そのときから、モモは私だって思いながら生きてきた気がする。
モモ的少女だった私もいつしか母親になり、「時間ないからもうやめて!」遊びに夢中な息子の時間泥棒になっている。
もう一度『モモ』を読もうと思う。

オススメ人の情報
WEB
https://ameblo.jp/tsukamaiko/

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https://www.instagram.com/tsukamaiko/

オススメする人
Pola様(コラージュ作家)

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時間をどう使うことが豊かな生活なのか、考えさせられるお話です。
毎日忙しく過ごしている時にこそ、読んで元気をもらいたくなります。

オススメ人の情報
WEB
https://polestar.jimdofree.com/

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https://www.instagram.com/pola_pig/

オススメする人
Yuki HIJIKATA様(アーティスト、デザイナー)

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時代を超えて普遍的な物語に心が温かくなります。
現代人がつい忘れがちな時間の大切さを思い出させてくれます。
私がこの物語に出会ったのは大学生の時でした。児童小説ですがむしろ大人が読んだら内容に、はっ、とするかも。

オススメ人の情報
WEB
https://hijikiopus.studio.site/

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https://twitter.com/hijiki_opus

instagram
https://www.instagram.com/hijiki_opus/

【方丈の庵から現代へのメッセージ】
方丈記の魅力。
鴨長明の叡智が、人生の根源や運命の摂理を味わい、現代社会の喧騒から解放されたいと願う人々に贈る、心静かに響く1冊。
日本の古典が、未来のあり方を照らし出し、内なる探求心を満たし、深い悟りへと導き、心に寄り添う言葉が、人々の心に響き渡ります。

方丈記
出版社 角川ソフィア文庫
著者 鴨 長明、簗瀬 一雄 (訳)

オススメする人
松本健太郎様(美術家)

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800年前に書かれた人間社会への批評、雑感といった内容ですが全く現代においても通じるお話。
生きる時代の近い人が言うことよりも、はるか昔の人が言うことの方が素直に耳に入るのは僕がひねくれているからでしょうか。
日々目の前の雑事に追われてしまいがちなとき、生きていくことのニュートラルな状態を取り戻すのに良いです。

オススメ人の情報
WEB
http://ken-taro.com/

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https://twitter.com/KEN_TARO_21

【クリエイターの挑戦】
「ほぼ日」の軌跡、糸井重里の視点で織りなす魅惑の創造世界。
ネットの広がりと情報の洪水、糸井重里氏と彼の創り出す「ほぼ日」の名前が輝き、この世界観に魅せられる理由は、彼が紡ぐ世界を感じさせるからでしょうか。
「ほぼ日」は、糸井氏のインターネット黎明期における挑戦の軌跡で、クリエイターの自由な発想と個性が息づいた魅力的な場所、糸井氏の独特な語り口で、彼の奮闘やビジョンが鮮やかに描かれています。
サイトの存在そのものから湧き上がる面白さ、ネットの特性と「ほぼ日」の見事なマッチング、そして顧客価値やビジネス本についても深く迫り、納得感と共感が詰まっており、読者は自分自身と向き合い、新たな視点を見つけることでしょう。
糸井氏のクリエイティブな旅路に触れながら、私たちは彼の創造力に心惹かれます。

ほぼ日刊イトイ新聞の本
出版社 講談社文庫
著者 糸井 重里、重松 清(解)

オススメする人
タツミコウゾウ様(兄)(作庭家)

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新しい「コト」をはじめるときのワクワクした感じや、ドキドキする感じが伝わってくるのと糸井重里という人の価値観もすごく刺激になってヤルぞ、という元気をいただいた本です。

オススメ人の情報
WEB
http://green-space1991.com/

オススメする人
服部幸平様(イラストレーター)

オススメするコメント
「売れっ子」もいつかは「もうオマエじゃないんだよ」と社会から言われる時が来る。
コピーライターだった糸井重里氏も40代後半でそんな経験をします。
クリエイターとして先の見えない暗中模索の日々。
そんな最中にネットと出会い『ほぼ日』創刊へと向かう彼の奮闘ぶりを本人自ら語り、書きます。
多くの示唆に富むドキュメント本。

オススメ人の情報
WEB
http://www.ko-hei.jp/

【喜怒哀楽の真実と魂の対話】
心と頭の秘めた対話が解き明かす、欲望と欲求の微妙な違い、喜怒哀楽の原点、感情の波乱を描き、絶望の苦しみの真相を探求します。
医師と患者の向き合い方、価値観の影響が現実の歪みに与える影響を明らかにし、逆説的な過程が人生の成長と繋がる意味を照らし、深遠な詩と言葉の力で、心に響くエピファニーをもたらし、自己の探求へと誘います。
普通がいいという病から解放され、内なる感情と向き合い、本来の輝きを取り戻すための鍵を手に入れましょう。

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「普通がいい」という病
出版社 講談社現代新書
著者 泉谷 閑示

オススメする人
佐野佳子様(グラフィックデザイナー)

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不幸印のラッピングペーパーに包まれたギフト。
不幸印なだけに誰も受け取りたがらないけど、
受け取らない限り再配達されてしまう。
しかし、思い切って受け取ってみれば、
自ら生きる力を取り戻すための贈り物だと気がつく。

普通であることがよい社会では、普通じゃない自分を隠し、
普通に合わせて生きていかなければならない。その生き苦しさ。
普通って、誰にでも当てはまるもの?
「普通」のここがおかしいと気がつき、
自分をイキイキとよみがえらせる手助けになる本です。

オススメ人の情報
WEB
http://malpu.com/works/staff/sano/

【自立と輝く人生】
人間関係、自己成長、社会貢献―これらが人生の核です。
家庭科の新たな価値を発見し、パンツのたたみ方から、自己肯定感や人間関係の構築法まで、重要な情報をお届け。
あなたの成長を支えるお互いさまの姿勢や依存と自立のバランスも考え、家庭科の知識がどれだけ生活を彩るかも解説します。

正しいパンツのたたみ方 新しい家庭科勉強法
出版社 岩波ジュニア新書
著者 南野 忠晴

オススメする人
田辺ユミコ様(イラストレーター・切り絵作家)

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男性初の家庭科教師の著者が書く中高生向けの家庭科の本。
とはいえ、大人が読んでもとても学ぶ事が多い内容です。
家庭科とは「生きる事」を学ぶもの。社会、他人、そして自分との関わり方を具体的に学ぶ事は、「生きることを楽しむ事」を知る事だとこの本は教えてくれます。
「人として生きていくために何が一番大切なのか。」をじっくり考えたい時にこの本を読みたいと思う一冊です。

オススメ人の情報
WEB
http://yummy.mods.jp/