~心躍る現代美術の魅力~ 元気が出る本 5選

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【心躍る現代美術の魅力】に関連する本です。

【心躍るアート舞台】
大分県別府市で綻び、心を魅了したアートの祭典。
国際美術展で著名アーティストが息吹き、古アパートに広がり、低予算で描かれた未知なる可能性の祭典。
アートがまちを輝かせ、半年以上経っても心に刻まれ、その全てが出版され、熱き経緯が広がる。
アーティストの多彩な魂が構成を彩り、地域の再生に熱情が宿り、創造性の妙味が満ち溢れる新たなる一章。
アートが人々の心を射抜き、未来への希望へと導き、心に深く響く感動のアートの旅、自分の心に芽生える魅力を発見せよ。

混浴温泉世界
出版社 河出書房新社
著者 NPO法人BEPPU PROJECT

オススメする人
山出淳也様

オススメするコメント
2009年、世界有数の温泉地として知られる大分県別府市で、別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」が開催された。鑑賞者はパスポートと地図を片手に温泉、港、商店街、神社などに点在するアート作品を巡りながら、別府という町が見せる様々な表情に出会った。
「混浴温泉世界 場所とアートの魔術性」は、世界中から約170組のアーティストが集まり、のべ9万人を超える来場者数を記録したこの芸術フェスティバルのドキュメントブックである。
別府の日常と非日常をとらえたグラビアに乗せて、各界より迎えた執筆陣による、現象としての「混浴温泉世界」を検証をはじめ、別府を訪れたアーティストの思いや地域の反応、アートが地域の経済や産業に及ぼしたデータのほか、発起から実現に至るまでの全記録も掲載。
漠然と「別府でアートフェスティバルを開催したい」という思いを胸に帰国し、4年間で出会った多くの方々との協働の過程、この本はその全ての記録であり、そして2012年に開催予定である次回「混浴温泉世界」へのメッセージが込められた本でもある。

【美術の新世界と創造力の炎】
嶋本昭三氏の世界は、メールアートからオブジェまで、驚きと創造のオンパレード。
スキンヘッドに芸術を結びつけ、切手やスルメで世界に羽ばたく勇気、雪舟の影響とペイントで感動の風景を描き、自由な表現で美術界のヒエラルキーに挑む。
下手に描くからこそ放つ、芸術の優れた感覚と具体メンバーとの共鳴、華々しい舞台でに活躍とともに、豊かなエピソードと持論、現代美術の熱い衝撃を解き放つ。

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芸術とは、人を驚かせることである
出版社 毎日新聞
著者 嶋本 昭三

オススメする人
若菜由三香様(画家・イラストレーター)

オススメするコメント
10代の浪人時代に出会った本。こちらも悩んでいた時期に出会い、思考や表現の自由さにとても刺激を受けました。
この機会に久しぶりに読み返しましたが、表現方法は全く違っていても自分の思考の根底にはこの本から受けた影響が大きいと思います。
“人生とは、自分を楽しませること”、物事を肯定的にとる楽しさを感じます。

オススメ人の情報
WEB
https://yumikawakana.jimdo.com/

【現代美術の舞台裏への招待】
美術の世界に新たな扉を開ける1冊。
アートスクールから美術館、アーティストの心に迫る興奮を詰め込んだ、外国の有名アートスクールで学んだ作者の冒険記は、自由な教育と現代美術界を結ぶ鍵。
アートの社会的構造を明らかにし、アートシーンの序列の謎に迫ることで、作者がロンドン旅行で見つけた美術の宝庫、語り口あふれるエピソードは心を打つこと間違いなし。
アーティストたちの創造力、絵の問題点、そしてアートの本質に触れることで、不明瞭なアートの理解が深まり、現代美術の舞台裏で繰り広げられるドラマに胸が高鳴ります。

063.少年アート
【楽天ブックスならいつでも送料無料】少年アート [ 中村 信夫 ]

少年アート
出版社 スケール
著者 中村 信夫

オススメする人
丹下紘希様(映像監督/アートディレクター)

オススメするコメント
大学に入る前にこれを読んでものの見方や考え方が最も重要である事に共感しました。
それは素直な子供の心のように曇りのない状態にしていないといけないのだと学びました。
筆者が青春時代に当時は珍しかったイギリスのRCAに留学し、芸術に立ち向かっていく姿がノンフィクションで描かれています。
難しい言葉でそれらしく言って煙に巻く芸術家が多い中で簡単な言葉で芸術を語る事は本来は難しい事です。
芸術とは何か?どうして芸術のようなものに何か重要なものがあると信じられるのか?といった事が中村さんの経験を通して簡単な言葉で書かれています。

オススメ人の情報
WEB
http://www.yellow-brain.com/

【岡本太郎の狂気と情熱】
岡本太郎氏の初期の絵画から壁画、彫刻まで、代表作品のカラー写真が魅力的に濃縮されている。
エッセイは自己発見の軌跡であり、宇宙的な視点から捉えた彼の社会的・人間的な責任感に触れ、オリジナリティの追求がどれほど重要かを感じる。
周囲のからの批判にあう作品には、彼の意志と勇気が息づいており、美術の扉を開き、芸術の熱狂と情熱を共有しよう。

511.画文集 挑む
【楽天ブックスならいつでも送料無料】画文集 挑む [ 岡本太郎 ]

画文集 挑む
出版社 講談社文庫
著者 岡本 太郎

オススメする人
谷口シロウ様

オススメするコメント
岡本太郎の作品と共に、命をかけた生きざま、ことばに勇気づけられる本。
何度も読んでいると何も奇抜なことをしたり、言っている訳ではなく、愛に溢れた人間像が浮かび上がってくる。
太郎氏にとって、この世は辛い事が多く、ひとりでも幸せでない人がいるうちは挑み続けなければならないという覚悟が根底にある。

オススメ人の情報
WEB
http://460s.com/

【心躍る現代アート】
アートの魅力の真実の声から若手の輝かしい成功まで、感情が揺さぶられるストーリーが詰まっている。
アートの中に隠された社会の問題と解決策、現代アート界の舞台裏、失われた作品の秘密がここにあり、アートの力があれば、キャリアの軌道修正やビジネスセンスの磨き方も手に入る。
自己発見と覚悟、そして戦略性で、人生を彩り豊かに変えるチャンスを掴むことで、新たな可能性が広がる。

創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」
出版社 角川書店
著者 村上 隆 (著)

オススメする人
編み物☆堀ノ内様(イラストレーター、漫画家)

オススメするコメント
『アーティストに何より求められるのはセンスや技術ではなく「執念」』という檄文から始まるこの本は、アートに関する本というよりも、仕事への覚悟や戦略を語ったビジネス書や自己啓発書に近い内容です。
私が、具体的な当ても無く、誰に頼まれたわけでもない編み物活動を始めた頃、果てしない単純作業に挫けそうになるたびに読みました。

オススメ人の情報
WEB
https://www.amimono.tokyo/

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https://twitter.com/amimono_hori