様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【勇気ある夢の建築】に関連する本です。

【煌めく昭和の建築探訪】
昭和の名建築の魅力と変遷とは。過去の輝く名建築が、商業建築の進化を物語る。
渡辺節事務所の影響、戦前モダニズムの軌跡や、ダイビル本館や新歌舞伎座の美しいデザイン。
文化財の尊さ、取り壊しの影に隠された価値など、ボサール様式からの変化、全盛期の輝き。
大阪新歌舞伎座の情熱的なデザインや歴史的な瞬間と建築の流れ、唐破風の美しさと建築の魅力やモダン・ムーブメントの息吹。
建築の美と進化や歴史の舞台を歩むような感覚、建築愛を新たに掻き立てられる。

【楽天ブックスならいつでも送料無料】村野藤吾改訂版 [ 村野藤吾 ]

村野藤吾作品集
出版社　新建築社
著者　村野 藤吾

オススメする人
バーズワーズ様

オススメするコメント
関西に住んでいると、村野建築を無意識に体感していることに気づきます。
百貨店、レストラン、演劇場など、生活に溶け込み大阪の個性の強さに真っ向から挑んだ痕跡が垣間見れます。
この作品集は何度見ても、わくわくして勇気とエネルギーが溢れてきます。

オススメ人の情報
WEB
http://www.birds-words.com/

【闘志と魂の建築家の軌跡】
安藤忠雄の魂が綴る建築の詩。建築家の熱き闘志と夢、それがこの本に宿る。
コンペ落選の先に光る次なる挑戦、安藤忠雄の世界に酔いしれ、建築の導線が紡ぐ不思議な空間、自然と建築の絶妙な融合。
価値ある設計案と模型に心奪われ、建築家の視点から見た未来の可能性に驚愕し、困難と悩み、そして情熱の闘い。
超一流の人物としての誇りと謙虚さが交錯する姿勢に感動し、建築の意味と建築家の魂を肌で感じる一冊。

連戦連敗
出版社　東京大学出版会
著者　安藤 忠雄

オススメする人
小野寺 唯 / Yui Onodera様（音楽家）

オススメするコメント
世界を舞台に活躍する建築家、安藤忠雄。
負けるのは怖い、疲れるし、傷つきもする。だから闘わなければ、負けることもない。
いや、違う！プライドに背を向けて、力を尽くして挑み続けること。
負けても負けても挑み続ける姿勢が我々に闘うエネルギーを与えてくれます。

オススメ人の情報
WEB
http://www.critical-path.info

【奇跡の建築、光の教会】
安藤忠雄の建築の魅力、創造の神秘。教会の舞台裏で繰り広げられるドラマに心奪われる。
建築家の哲学と情熱、魂の交響曲であり、教会の内に広がる異世界、魂を具現化する建築の奇跡、その意味に触れる。
知識の架け橋、光の教会の舞台に身を置き、新たな視界を開き、建築の魅力が語りかけ、探求の旅へ誘う。
夢と現実の交錯、情熱と努力の結晶。安藤忠雄の建築が、心に火を灯す。

光の教会　安藤忠雄の現場
出版社　建築資料研究社
著者　平松 剛

オススメする人
辰己二朗様(弟)(作庭家)

オススメするコメント
当たり前なのですが、安藤さんの作品をつくっている人たちがいるわけで、現場で起こるドタバタは僕たちの日々ともすごく共通していました。
読了後に光の教会を見学したときの、光の十字架から漏れる幻想的な空間は忘れられません。
そのあと僕は寝袋をもって安藤さんのたくさんの作品を見て回ったのは良い思い出です。

オススメ人の情報
WEB
http://green-space1991.com/

【夢を築く勇気】
建築の魅力を深く追求し、建築家たちの心の軌跡を熱く対話形式で紡ぎます。
彼らの情熱や勇気、若者へのエールが溢れ出る。現代建築家たちの青春のエピソードが、建築の真髄を浮き彫りにし、夢の実現へのメッセージが胸に刻まれます。
建築家たちの思想や価値観、芸術と技術の融合が、建築の奥深さを照らし出し、挑戦と変化、新たな可能性への追求が魅力的。
建築の力と文化の結晶に触れ、自分の夢への一歩を踏み出す勇気が湧き上がり、若き日の建築家たちの軌跡や建築志望者や建築の魅力に興味を持つ人々に、刺激的なメッセージを贈る1冊。

建築家たちの20代
出版社　TOTO
著者　東京大学工学部建築学科安藤忠雄研究室 (著, 編)

オススメする人
大森謙一郎様(プロダクトデザイナー)

オススメするコメント
大学卒業後、何のあてもなくフリーランス活動を始めた20代、右も左も分からず先が見えないときに勇気を貰った一冊。
壁にぶつかったとき、有名建築家の方々が語る生い立ちや経験に自身を重ねながら読んでいました。

オススメ人の情報
WEB
http://www.kenichirooomori.com/

Twitter
https://twitter.com/kenichirooomori

【フランク・ロイド・ライトの軌道、建築と情熱】
複雑な生涯に迫る感動の物語であり、モダニズムの創案者の彼が、実生活と建築の狭間で闘い、理想を追求した姿に圧倒。
彼の建物は創造の極致であり、技術の先駆し、女たちとの交流や人間性の葛藤も描かれ、波乱万丈な人生が浮かび上がる。
未完の建築に宿る強さと感動は言葉にならない部分もあるが、建築家の情熱と信念、夢を追う若者への勇気へと昇華。
建築と生き様が、読む者の魂に響き渡り、遺産と共に歩み、新たな視点を手に入れよう。

未完の建築家フランク・ロイド・ライト
出版社　TOTO出版
著者　エイダ・ルイーズ ハクスタブル、三輪 直美 (訳)

オススメする人
清水良洋様(グラフィックデザイナー)

オススメするコメント
フランク・ロイド・ライトってどんな人物？
「落水荘」「帝国ホテル」など多数の名作を生み出し
建築界に止まらず社会全般に多大な影響を与え、
有機的建築を提唱し教育活動で多くの後進を育てた、
人格者にして希代の天才建築家。

でもそんなライトの人生は
施主の奥様との不倫、駆け落ち。建築現場での殺人事件。
経歴詐称、投獄、社会的追放と実に波瀾万丈。

本書は自分を持て余す様に社会規範からはみ出した一介の職人が
世界的な建築家への道程を丹念な取材と分析で活写した評伝です。

ホントの意味でのクリエーターに触れ元気になる一冊。
ダイナミックでスリリングな読書体験を是非！

オススメ人の情報
WEB
http://malpu.com/works/staff/shimizu/