~美しくも勇敢な人々の物語~ 元気が出る本 5選

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【美しくも勇敢な人々の物語】に関連する本です。

【美しくも勇敢な人々の物語】
外見に左右されることなく人を受け入れることができると思っていたが、実は自分たちにも無意識に偏見があることを思い知らされた。
しかし、本書には、先天性の病気などが原因で人とは違う容姿になっている人たちのストーリーが詳しく紹介されている。
彼らが自分に居心地の良い人間関係を生み出すためにどのような努力をしているかが伝えられ、その姿勢に敬意を表したいと思う。

学ぶべきことは、他者を理解し、受け入れることがどれだけ大切かということだ。
差別のない世界を目指す人々にとって必読の書であり、全ての人が読んで感銘を受けることができると思う。

顔ニモマケズ
出版社 文響社
著者 水野 敬也

オススメする人
TAO様(イラストレーター)

オススメするコメント
私は醜形恐怖で悩んでいた経験があったのですが、その時期にこの本と出会って考え方が変わりました。
この本は見た目に傷やアザなどの症状を持つ方々が、どうやってその見た目の問題を乗り越えていったのかをまとめてある本です。
もし、外見を気にしていない方でも生きるヒントをもらえ、元気になれる本だと思います。

オススメ人の情報
WEB
https://tao15102.tumblr.com/

Twitter
https://twitter.com/tao15102

【癌との闘いで生きる情熱を持つ】
この生き方には、強さと決断力が感じられます。
癌という深刻な病気と戦い、苦しみながらも医療不信やホルモン療法による副作用に立ち向かってきました。
そして、乳房再建の選択など強い思考力を持ち、自分を客観的に見つめながらも、弱音を吐かずに前進している。
彼女の物語は、激動の現代社会において生きる私たちに勇気や希望を与えてくれるものです。
癌と共存しながらも、生きるために必要なことを見つけていくことの大切さを教えてくれます。
彼女の物語は、私たちにとっての勇気の源となるでしょう。

身体のいいなり
出版社 朝日文庫
著者 内澤旬子

オススメする人
マツモトヨーコ様

オススメするコメント
乳がんを患った後に出会ったヨガのおかげで、
がんになる以前よりも健康になった、オシャレにも目覚めた!という内容。
そのあたりの自身のからだとの対話が大変おもしろいです。
単なる闘病記で終わらないところが、さすが「世界屠畜紀行」という
一筋縄ではいかない作品を著した人だとおもいます。

オススメ人の情報
WEB
http://www.geocities.jp/matsumotoyoko55/

【苦しみや誤解に対して、共感し支える】
アトピー患者は、外見の悪化による社会的影響や誤解、原因不明、治療法の確立がないという状況に置かれています。
しかし、著者はアトピーになって他者の苦しみに耳を傾けるクセができたことや、一緒に暮らす人の負担を心理面も含めて理解できるようになったと解釈しました。

病気にしている原因や周辺事情がストレスになっていることが、周りの人にはわかりにくいこともあるかもしれませんが、患者以外には理解できないことを感じる感情を私たちも共有することができます。
患者が抱える苦しみや辛さに共感し、彼らを支えることが大切です。

アトピーの女王
出版社 光文社知恵の森文庫
著者 雨宮 処凛

オススメする人
陽菜ひよ子様(イラストレーター)

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筆者の半生のアトピーとの闘いは、思わず言葉を失うほど壮絶なのですが、筆者の勢いある文体と巧みなたとえを駆使した素晴らしい筆力のおかげで、見事なエンタメになっているのが素晴らしい。我が家にもアトピーの人がいまして、アトピー関連の本を読み漁っていた中の一冊。おかげで元気出ました。

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【腰痛に悩む人へ、勇気を与える著者の体験記】
腰痛に悩む人たちにとって、著者の体験記は本当に救いになる。
医者に診てもらっても原因が分からず、諦めかけていた人たちに勇気を与えてくれる。

著者が辿り着いたシンプルで納得のいく治療法には、私たちが知らなかったヒントがたくさん詰まっている。
そして、彼女の笑いのセンスは本当に素晴らしい!痛みや苦しみを抱えながらも、読者を笑わせてくれるエピソードには、心から感謝している。
著者と同じように腰痛に悩むことで、共感できる場面がたくさんある。

腰痛探検家
出版社 集英社文庫
著者 高野 秀行

オススメする人
加藤愛子様(グラフィックデザイナー)

オススメするコメント
辺境作家の腰痛治療という旅なので、まさに辺境を旅するがごとく、腰痛を体験した人が辿る通常の道を大きく逸れて、謎の診療所や獣医にまですがる姿が悲しくも面白いそんな腰痛本です。
腰痛に囚われ、朝から晩まで腰痛のことしか考えられない方は、是非本書の文庫版あとがきを読んで頂きたいです。

オススメ人の情報
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http://www.officekinton.com/

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【博士の回復は勇敢で感動的】
ジル・ボルト・テイラー博士の回復過程は、その壮絶さに心を打たれる。
脳卒中によって通常の認識・知覚能力を失い、宗教的な境地に至った彼女は、自己の性格を改善する戦略を実行することで、失われた機能を回復させた。
その過程は容易なものではなく、楽観論を感じさせるものではなかった。
しかし、彼女は決して諦めずに、自己の努力と信念によって克服し、脳の神秘的な働きに対する深い洞察を得た。
彼女の物語は、人間の意志と精神力の驚異的な力を示すものであり、その勇気と決意には心から敬意を表したい。

奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき
出版社 新潮文庫
著者 ジル・ボルト テイラー、竹内 薫 (訳)

オススメする人
陣崎草子様(絵本作家、児童文学作家、歌人)

オススメするコメント
優秀な脳科学者である「わたし」は三十七歳の若さで脳卒中に襲われる。

本書は脳の専門家が、自分の脳が壊れ回復してゆく様を冷静にメタ的に観

察した驚異の記録。左脳が壊れることで右脳に埋めこまれた「幸福」の秘

密が解き放たれる。人はなぜ苦しみ歓喜するのか。人生の問いと好奇心に

応え、衝撃と活力を与えてくれる本。

オススメ人の情報
WEB
http://www.jinsakisoko.com/

オススメする人
南景太様(イラストレーター)

オススメするコメント
著者が脳卒中で左脳の機能がこわれた時、右脳のみで感じた世界はニルヴァーナ(涅槃)のようだったといいます。
世界・宇宙は、感じ方・捉え方次第でどんな姿にもなる。
人間の可能性と宇宙の可能性、どちらも感じられるとてもワクワクする本です。

オススメ人の情報
WEB
http://minamikeita.com/

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https://twitter.com/nyokinyoki_k