元気が出る本~星野源編~

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは星野源さんに関連する本です。
話題に事欠かない方でありますが、著書を読むたびに新たな発見を頂きます。
星野源さんのことが好きな方はこの本も好きかもしれないと思い、一緒に読んでいただければ幸いです。


蘇える変態
出版社 文春文庫
著者 星野 源

【涙と笑いの中で見つけた希望】
星野源さんが自分の心をオープンにして、辛いことを乗り越えて希望を見つける話です。
この本を読むと、勇気と共感を感じることができ、困難を乗り越える力と創造性についての話は、私たちが経験する暗い時でも、心の中にある消えない光を見つけることができると教えてくれます。
笑いと涙を通じて、人生の複雑さと美しさを深く感じさせてくれる本で、最も大変な時でも支えがあること、一人じゃないことを教えてくれる特別な本です。

オススメする人
イシダケイコ様(イラストレーター)

オススメするコメント
一度死にかけたからこそ、今を思いっきり生きてる! 
彼の音楽や芝居、文章にタダでは起きない強さを感じます。

オススメ人の情報
WEB
http://www.ishidakeiko.net/

オススメする人
流。様(イラストレーター)

オススメするコメント
こちらはエッセイではあるのですが、まず星野源という人物を知らなくてもただ笑える内容で、とてもお気に入りです。
また、ものづくりをする上での考え方や、闘病生活の際の心情が独特の表現で綴られており、なるほど、と関心する部分も多いので
是非オススメしたい一冊です。

オススメ人の情報
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そして生活はつづく
出版社 文春文庫
著者 星野 源

【日々を輝かせる星野源の言葉】
星野源のエッセイは、日々の生活の中で自分自身と向き合う勇気を与え、笑顔をもたらす一冊です。
彼の言葉は、私たち一人一人が経験する日常的な闘いが、実は多くの人と共有される普遍的なものであることを教えてくれ、彼自身の葛藤と成長の旅を通じて、日常の単純な仕事に喜びを見出し、自分の不完全さを笑うことの大切さを伝えます。
この本は、困難を乗り越え、平凡を受け入れることの美しさを示し、私たちの人生を感謝とユーモアで見つめ直すインスピレーションを与え、日常の中の非日常を発見し、生きることの喜びを再認識させるための完璧なガイドです。

オススメする人
ニシハマカオリ様(イラストレーター)

オススメするコメント
読んでておかしくて仕方ない。
腹がいたい、うんこがどうだ、自分は割り算も知らないしこんなにも馬鹿なんだ!そんな事がつらつらと書いてあるのに、馬鹿を通り越しこの人は天才だ。
かなわない、敬服。生活は大事にしないといけないし型にはまる必要もない。
マイケル・ジャクソンでもかけてちょっとダンスしたくなったよ。

オススメ人の情報
WEB
http://kao-line.com/


いのちの車窓から
出版社 角川文庫
著者 星野 源

【星野源が紡ぐ心温まる日常】
星野源のエッセイは、心の深い部分に触れ、人としての共通の経験を温かく照らし出します。
彼の言葉は、夜明けの光のように心を和らげ、日常の瞬間に魔法を吹き込み、読むたびに、旧友との再会のような安堵感と、新たな発見の喜びを感じさせてくれる一冊です。
彼が描く物語は、ただのエッセイを超え、私たちを彼の旅へと誘い、彼の心のこもった会話を通じて、私たちは自分自身の希望と夢を見つめ直し、人生のタペストリーの中で私たち一人一人が大切な役割を果たしていることを実感します。
彼の正直でユーモアあふれるストーリーテリングで、私たちの心を捉え、真のつながりの価値を再認識させてくれます。

オススメする人
デイジー・デイジー様(イラストレーター)

オススメするコメント
世の中に上手く馴染めない人生を送ってきた私にとって元気のない時でも、苦しい時でも、くだらない時でも、いつも寄り添ってくれる星野源さんの言葉は魔法のようです。
心の拠り所が欲しい方にはピッタリだと思います♪

オススメ人の情報
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大人失格
出版社 光文社知恵の森文庫
著者 松尾 スズキ

【人生を豊かにする日常の不条理と調和】
人生の混沌をウィットと知恵で軽やかに描き出し、読む者に心からの笑いと深い洞察を提供します。
彼のペンから生まれるエッセイは、日常の奇妙さと美しさを捉えた稀有な宝石であり、完璧さを求めることなく、自らの不完全さを笑い飛ばし、日々を豊かに生きる術を教えてくれ、人生の不条理とそれに立ち向かう私たちの姿を讃え、真の喜びと意味は自分自身との和解、そして困難を笑顔で受け入れることにあることを示しています。
人生の航海を共にする気の合う仲間との出会いであり、読む者を日常の深遠な美へと誘います。

オススメする人
黒田潔様(イラストレーター)

オススメするコメント
芝居を良く観に行くのですが、最初に観たのが松尾さんと大竹しのぶさんの二人芝居でした。
兎に角、ずっと笑いっぱなしで、今まで観て来た芝居の概念を大きく変えるきっかけになったのが松尾さんの芝居でした。
本の中にもその鋭く乾いた笑いのエッセンスが詰まっていて、今でも読むと元気になります。

オススメ人の情報
http://www.kiyoshikuroda.jp/


「ない仕事」の作り方
出版社 文藝春秋
著者 みうら じゅん

【趣味を仕事に変える、みうらじゅんの革命】
みうらじゅんの探求を読むことは、創造性の海に飛び込むようなものです。
彼の物語は、私たちが日々見過ごしているものに新たな価値を見出し、愛と関心をもって日常に革新をもたらす可能性を示し、自分の個性を受け入れ、隠された美を見つけ出し、情熱を持って追求することの大切さを教えてくれます。
私たちは小さな興味がどのように大きな波を起こすことができるかを学び、成功の真の意味を再考させられ、単に目標を達成すること以上に、情熱に生きる喜びと満足を讃えています。
それは、読む者に自分自身の道を切り拓く勇気を与え、日々を豊かにするインスピレーションを提供します。

オススメする人
折原カズヒロ様(グラフィックデザイナー)

オススメするコメント
みうらじゅん氏は仏像やゆるキャラなど、好きなことを仕事にしていて楽しそうに見えますが、「自分洗脳」「一人電通」などけっこう努力をしていることがわかります。
逆境を面白がる、趣味は突き詰める、ネーミングでマイナスをプラスに等々、仕事や制作につながるキーワードがいろいろあります。

オススメ人の情報
WEB
http://www.ne.jp/asahi/orihara/k/

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オススメする人
加藤陽子様(イラストレーター)

オススメするコメント
「マイブーム」「ゆるキャラ」などの生みの親である、みうらじゅんさんの書籍。
どの仕事なら食べていけるか、などとつい合理的に考えてしまいがちですが、もともと「ない仕事」を自分で作ってしまい、ブームを起すという、この発想そのものが、どのジャンルの仕事であっても良いヒントになるのではと思いました。

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DT
出版社 角川文庫
著者 みうら じゅん 伊集院 光

【みうらじゅん達と発見する人生の未探索領域】
みうらじゅん達の世界への旅は、未踏の領域への称賛と、そこに眠る無限の可能性を祝福する冒険です。
この本は、私たち一人一人が持つ独自の視点と創造性の価値を再認識させ、DTの純粋な願望と無限の創造性を懐かしく振り返らせ、未開発の可能性を探求する喜びと、それを通じて自己発見の旅をする勇気を与えてくれます。
私たちの内にある不適合者や夢想家を称賛し、自身の語られない物語から育まれる独自の視点を大切にすることの重要性を伝え、私たちが自分自身をもっと深く理解し、生き生きとした創造的な生活を送るためのインスピレーションを提供します。

オススメする人
陽菜ひよ子様(イラストレーター)

オススメするコメント
D.T.とは童貞のことだそうです。
今童貞な人が読んでも元童貞だった人が読んでも面白いというこの本ですが、女性にもおススメです。特に私のように非モテで、若いころの男子の生態などに疎い人が読んだら「あら、男子ってこんなかわいかったのね」と、全世界の男子がいとおしくなって、いろいろ悩むのが馬鹿らしくなるような気がします。

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現実入門
出版社 光文社文庫
著者 穂村 弘

【笑いと共に生きる勇気と不確実性の中の灯り】
穂村弘のエッセイ集は、自分自身との対話を深める招待状です。
彼の洞察に満ちた物語は、社会の期待の海を漂う私たちに、不確実性の霧を通じて手を差し伸べ、同志との出会いを約束し、個人の成長だけでなく、好奇心とユーモアで未知を受け入れ、生きる喜びを見出す勇気を与えます。
このエッセイ集は、日常の複雑さを共有し、笑いと共感でそれを乗り越える力をくれる、心強い友とも言える一冊で、読む者に新たな視点を提供し、生きるという行為の美しさを再発見させてくれることでしょう。

オススメする人
ノブカネユミ様(イラストレーター)

オススメするコメント
穂村さんのエッセイはどの本も面白いのでおすすめです。
思わず吹き出して笑ってしまうので電車で読むと変な人だと思われます。
この本の中では「1日お父さん」がとても好きです。

オススメ人の情報
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オススメする人
いずみせら様(漫画家)

オススメするコメント
「人生の経験値が少ない」ことを気にしている筆者が、献血、モデルルーム見学、占いなど、人生でやったことないことに挑戦していく…というエッセイです。
私自身も怠惰で臆病な性格であり、「やらなくてもいい経験はやらない」と心に決めて生きてきた人間なので、非常に共感し、大笑いし、そして励まされました。
今も落ち込んだ時によく読んでいます。

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世界音痴
出版社 小学館文庫
著者 穂村 弘

【個性を抱きしめる不完全さの美学】
私たちが抱える不安や癖が実は人間としての共通点であることを温かく示してくれる一冊です。
個性と不完全さを受け入れ、それらを通じて他人と深く繋がることができるという希望を与えてくれ、著者の正直な言葉とユーモアは、自分だけが抱える問題と思っていたものが、実は多くの人と共有する感情であることを教えてくれます。
この本を読むことで、自分自身をより深く理解し、人間関係において新たな認識を得ることができ、自分だけではないという安心感と、共感を通じて築かれる人間としてのつながりを称賛する一冊です。

オススメする人
椎木彩子様

オススメするコメント
私が元気になる本に共通するものは、新しい価値観を与えてくれた本だという事です。
その時の感動は読み終えた後も日常の中に残り、時に道しるべとなります。

オススメ人の情報
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http://shiikisaiko.jimdo.com/

オススメする人
ミナ・ヌクッタ様(イラストレーション/わくわくずー)

オススメするコメント
穂村弘さんのエッセイです。
あるあるからないないまで・・・なんだか愛おしく感じてしまいます。
いろんなコンプレックスがあってもいいんじゃないかって思える本です。

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オススメする人
しろさめ様(絵描き)

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人並みに本を読む私ですが、中でもエッセイを好んで読みます。
人の頭の中がそのまま素直に表れている文章に、特に魅力を感じるのです。
そんな私にとって、正直穂村弘さんのエッセイは魅力が強すぎます。
哀愁から垣間見える愛おしさ、そしてどこか共感できてしまう日々の数々。
決して電車の中で読まないことをすすめます。

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本当はちがうんだ日記
出版社 集英社文庫
著者 穂村 弘

【不器用だっていいじゃない!人生の温もりを感じる一冊】
穂村氏の作品は、不完全さという人間の本質を抱きしめ、笑いと涙を通して深い共感と帰属感。
自己疑念や不器用な瞬間が、実は私たちを特別にする要素であることが理解できるようになり、読むことで、人生のどんなつまずきも。
美しい人生のダンスの一部であり、共に笑い、共に泣くことで、真の強さとは何かを再発見する旅へと誘われ、一人一人が持つユニークな価値を祝福し、元気を与えること間違いなしです。

オススメする人
YUGO.様(イラストレーター)

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自分が読んだ本の中で一番好きな一冊です。
人間誰しも格好良く生きることに憧れて、ときに無理をして、恥ずかしい失敗する。
そんな人間のダサい裏の部分を、穂村さんは格好をつけず本書にガンガン書き綴っています。
仕事のアイデアや制作で行き詰まった際にこの本を読むと、とにかく気が楽になります。。

オススメ人の情報
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http://yugo.link/


にょっ記
出版社 文春文庫
著者 穂村 弘

【日常の小さな瞬間に光を当てる、ほむらの世界】
日常の小さな瞬間に隠された大きな真実と、ニョッキにまつわるほっこりするようなエピソードを通じて、人生の美しさを描き出します。
この日記を読むことで、私たちは笑い、涙、そして驚きを共有し、自己発見の旅に出ることになり、細やかな観察と深い洞察によって、ありふれた日常がいかに特別であるかを再発見させてくれます。
人生の単純な喜び、突然のジョーク、そしてつかの間の会話に秘められた意味の宇宙を探求する旅へと誘い、毎日を新たな詩として、笑いと新しい洞察で満たされたものとして受け入れることができるでしょう。
心温まるこの物語は、日常の奇跡を見つける力を与え、読む人に元気と喜びをもたらします。

オススメする人
おりでちせ様

オススメするコメント
日常のふとしたこと・小さなことを面白く綴られていて、くすりと笑える。
特別なことや大それた物語は無いけれど、それがいい。
なんだか前向きになれ、背表紙を見るとつい開いてしまう本です。


絶叫委員会
出版社 ちくま文庫
著者 穂村 弘

【笑いと洞察で織りなす、心の放浪】
日常の瞬間に隠された無限の可能性と美しさを発見です。
私たちの周りの世界を新しい目で見ることを促し、笑いと深い洞察の繊細なバランスを通じて、人生の豊かさと複雑さを称賛し、日常の奇跡に目覚め、言葉の力が持つ驚異の癒しと結束を再発見します。
見落とされがちな瞬間に潜む深い意味を探究し、私たち自身の感情と経験に共鳴することで、読者に永続的な影響を与える特別なつながりを築き、人生の美しさを再評価し、日々をより豊かに生きるインスピレーションを与えてくれることでしょう。

オススメする人
南阿沙美様(写真家)

オススメするコメント
元気を出すために読むのではなくて私の元気がまだ残っているか確かめることができる本です。
もうダメだ..と寝転んで適当に開いたページを眺めるように読み、ウフフと笑ってしまってよし大丈夫だ!と立ち上がる、ということを腹筋のように繰り返してます。

オススメ人の情報
WEB
http://minamiasami.com/

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学術小説 外骨という人がいた!
出版社 ちくま文庫
著者 赤瀬川 原平

【風刺で時代を超える過去からの挑戦状】
明治時代の鋭い風刺とアスキーアートの世界へのパスポートです。
作品を通して、私たちは抵抗と表現の自由の力を見出し、権威に挑むユーモアと機知を再発見し、彼の言葉とイラストは、現代にも深く共鳴し、自分自身の中の「ガイコツ」を見つけ、社会規範に疑問を投げかける勇気を与えます。
このタイムカプセルからは、美しさと楽しさを見つける喜び、そして真実を表現する強力な声の重要性が明らかにされ、彼の遺産は、逆境に直面しても笑い続ける力と、ありのままの自分を表現する喜びの中に生きることの価値を教えてくれるでしょう。

オススメする人
村瀬尚子様

オススメするコメント
明治時代に『滑稽新聞』を発行した宮武外骨氏について赤瀬川氏が解説した本です。
パロディあり、風刺あり、洒落っ気あり、絵文字遊びなどなど幅広く内容が楽しい。
明治時代にこんな面白いジャーナリストがいたなんて!と驚かされます。

オススメ人の情報
WEB
http://naokomurase.art.coocan.jp/

オススメする人
太湯 雅晴様

オススメするコメント
今から100年近く前に、宮武外骨という人が新聞というメディアを駆使して行った表現の数々を紹介する内容です。
中にはアスキーアートの始祖と行っても良いようなものもあり、その内容の幅広さには驚かされます。
深刻な内容も軽やかに表現する様を解説してくれるので、飽きることない一冊かと思います。

オススメ人の情報
WEB
http://futoyu.com/


新解さんの謎
出版社 文春文庫
著者 赤瀬川 原平

【失われた芸術を求めて】
言葉の単純な美しさを再発見し、日本語の豊かな世界を探索する旅にあなたを招きます。
紙の触感と瞬間を熟考する時間の価値を思い出させ、デジタル時代における瞬間的な満足とは異なる、深い満足感を提供し、知識への好奇心を再燃させ、言語を介した時間旅行を楽しむことできます。
私たち自身との新たなつながりを発見し、最終的には言語の無限の魅力と喜びの源を再確認することができ、言葉の力を通じて過去と現在を繋ぐ魔法のような経験をもたらし、私たちの世界を形作る深い洞察とインスピレーションを提供します。

オススメする人
加藤マニ様

オススメするコメント
「元気になる本」というテーマを頂いた後に書棚を眺めてみても、とんと元気になる本が見当たらず、というのも、恐らくわたしにとって本を読むということは、元気になりたいからではないらしく、どちらかというと読中の驚きと興奮、読後に授かるちょっとした重量感をもつ闇、それによって得られる疲労感と充実感、が目的として大きいのだと改めて感じました。
特にフィクション作品に対しては益々この傾向が強いため、選書は赤瀬川原平さんのエッセイとします。本来なら一般的な表現に留めた特段面白くもない「国語辞書の用例文」ながら、こと三省堂発行の『新明解国語辞典』における、異様にアクが強い解釈、そしてストーリー性すら感じさせる独特すぎる用例に、もはや辞書自体にひとつの人格があるような、曰く、魚が好きで苦労人、女に厳しく金はない、そんな架空の人物像「新解さん」へ軽妙に迫ってゆきます。
どんな本であれ、さあ元気になるぞォ!として読むと、どうしても肩肘張ってしまうものですが、どちらかと言うと無意識のままで読後にちょっと体が軽くなるような、気付いたら、何だか心持ちが晴れているような、いないような。くらいがわたしにとって丁度良い「元気になる本」のようです。

オススメ人の情報
WEB
http://www.manifilms.net/


優柔不断術
出版社 ちくま文庫
著者 赤瀬川 原平

【優柔不断の美しさと生きる術を綴るエッセイ】
心と魂を動かす探求へ。
彼の言葉は、日常の小さな瞬間に潜む深い洞察と、人生の不確実性を受け入れることの美しさを教えてくれ、心の安らぎを求めるすべての人に、忍耐と共感の力を思い出させ、生きる術を再考させる光を投げかけます。
繊細なユーモアと哲学的な探究が組み合わさり、読者を優しい知恵の庭へと導き、ためらいや優柔不断が、変革の力へと変わることを学びます。
生きるとは、共に感じ、考え、そして待つことの美しさを見つける旅であることを、この本は教えてくれるでしょう。

オススメする人
藤原徹司様(イラストレーター)

オススメするコメント
優柔不断ははたして短所なのか?
その切り口から、『とりあえず、ビール、二本ぐらい』と「ぐらい」を付けることにより、決断を天に委ねるなどの独自の例えや考察を交えた表現が秀逸。
なんでもないことやバカなことを大真面目に考える著者の人となりも垣間見え、最後は、『自分で短所だと思ってたトコロも実は長所なのかも…』と思わせてくれます。

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ボクはこんなことを考えている
出版社 角川文庫
著者 大槻 ケンヂ

大槻ケンヂのエッセイを読むことは、普通じゃない毎日へのチケットみたいなものです。
笑いと深い考え、家族への愛や人生の不思議さについて教えてくれ、オカルトからプロレスまで、普段見過ごしてしまうようなものから学ぶことがたくさんあるんです。
大槻さんのおかげで、私たちは生きていることの素晴らしさや、周りの世界をもっと大切に思えるようになり、ただのエッセイ集ではなく、人生を豊かにするための秘訣が詰まった宝箱です。
読めば、毎日がもっと楽しくなること間違いなし!

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ハイパーバトルチンパンジー様(絵描き)

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大槻ケンヂの若い頃のエッセイ。
いろんな(変な)人がいて、いろんな世界があるんだなと、世の中の広さを思い知らされる本です。笑える話もあります。
あとがきでオーケンは自らを野狐禅(悟ってもいないのに悟ったようなことを語る人)だと言っていますが、物事をよく考え客観的に分析できてる人だなと思います。

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社会人大学人見知り学部卒業見込
出版社 角川文庫
著者 若林 正恭

【希望の光を探し、人生の不確実性を乗り越える】
人生の嵐を乗り越えるためのコンパス。
読むと、自分だけじゃないと感じられるようになり、暗闇の中で光を見つける勇気が湧き、内なる闘いや孤独を通じて、どれだけ強く回復力があるかを示してくれます。
自己発見と受容への道を照らし、人生の不確実性の中でも希望と強さを見つけることができるというメッセージを与えてくれ、もし迷いや不安を感じているなら、この本はあなたの心に安らぎを与え、力をくれるでしょう。

オススメする人
川西ノブヒロ様(漫画家)

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芸人オードリー若林正恭さんのエッセイ。
ブレイクをきっかけに社会との向き合い方を問われ、悩みながら、時には心で唾を吐きながら世の常識に適応していく。
当たり前のことを当たり前に飲み込めない、世の中の不平に潰されそうになったとき、本の中の若林さんが一緒に歩いてくれる。

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オススメする人
石澤あやちか様(イラストレーター)

オススメするコメント
お笑い芸人『オードリー』若林正恭さんのエッセイ本。
世間に対して人見知りかつ疑心的である彼が日常の中で少しずつ世界を、そして自分を受け入れ理解していく。
笑えて、そしてなぜか泣けてくる、おすすめの本です。

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架空OL日記
出版社 小学館文庫
著者 バカリズム

【キーボードとコーヒーで紡ぐ、オフィスレディーの世界】
普通のオフィスでの一日がどれだけ特別になり得るかを教えてくれます。
毎日のキーボードの音、コーヒーブレイクが、笑いと驚き、自己発見の瞬間に変わり、オフィスの生活が、友情や野心、幸せを探求する場所として描かれているんです。
仕事の日々に隠された出来事とユーモアを見つけ出し、日常の中の小さな喜びを大切にすることの大切さを教えてくれ、あなたのオフィスライフも、この本を読めばもっと楽しく、色鮮やかになるはずです!

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中原青餅様(イラストレーター)

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架空のOLの架空の日常を記した日記です。
男性が何故こんなにも「女子」を書けるのかが本当に謎ですが、この主人公は実在するんじゃないかと思えるくらい、この架空の世界にハマれました。大好きな本です。
淡々と綴られる、女子たちのゆるすぎる架空の日常に癒されます。

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砂をつかんで立ち上がれ
出版社 集英社文庫
著者 中島 らも

【中島らもの目を通して世界を感じる】
中島らも氏のエッセイを読むことは、心を動かされる旅に出るようなものです。
彼の言葉とイラストは、私たちが日常で見過ごしてしまう美しさを見つけ出し、愛や喪失など、人生の大切なテーマについて考えさせてくれ、人生の複雑さの中で幸せを見つける方法を教えてくれ、読む人に対して温かく、励ましのメッセージを送っています。
人生のすべての瞬間が特別であること、そして私たち一人一人が人間として美しく、価値があることを思い出させてくれます。

オススメする人
アストロ温泉様

オススメするコメント
「アホなこと」「無意味なこと」「変なこと」「不安なこと」「弱いこと」「ミジメなこと」「人と違うこと」「カッコ悪いこと」……
これらはどれも「悪いことではない」ということを、中島らもさんは教えてくれる。
そうならそうで、嘆いてたって仕方がない。砂をつかんで立ち上がるしかないのだ。

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