~胸躍る冒険の軌跡と暖かな絆の記憶~ 元気が出る本 5選

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【胸躍る冒険の軌跡と暖かな絆の記憶】に関連する本です。

【生きる喜び再発見】
生き辛さに立ち向かい、チャンスをつかんで自己肯定感を高める。
成果主義や弱肉強食主義から解放される勇気を持ち、苦悩や不安に打ち勝ち、ワクワクすることに気づくチャンスが新たな展望を開くかもしれません。
目標を追求する中で名著と出会い、自己肯定感が芽生えることでしょう。
大衆の中で個性を見出し、環境の中で自己を確立することが大切で、環境問題の危険性を理解し、意識的な行動で社会に対する寄与を感じることもできるでしょう。
抱える悩みや不安を解決する手がかりとして、輝かしい未来を迎えるために、自分自身と向き合い、内なるワクワクに目覚める旅を一緒に進みましょう。
あなたの生きる喜びと自己肯定感が蘇ることで、未来は輝きに満ちたものとなるでしょう。

生きる意味
出版社 岩波新書
著者 上田 紀行

オススメする人
立川裕大様

オススメするコメント
際限を知らないグローバル化や競争社会が、人生の不安を掻き立てている。
著者は、人生にとって当たり前に大切なことを、シンプルに、ストレートに、熱っぽく語りかけてきます。
思考に共感する点が多く、未来に向けて背中を押された気持ちにしてくれます。

オススメ人の情報
WEB
http://tckw.jp/

http://www.ubushina.com

【未来への一歩を踏み出して】
穏やかな田舎町。
家族のゴタゴタと感情の揺れ動きが笑いながら描かれ、祖父の葬儀を通じて親族たちが本音と向き合い、未来へ踏み出す姿が心に残ります。
衒いのない物語が涙を誘い、笑いと共に読者の心を掴み、家族の揉め事や決め事も新たな視点で解決し、存在する大切さを再認識。
困難を乗り越える感情のうるっとする瞬間が胸を打ち、絆や人との繋がりが未来への希望をもたらす物語。

おじいちゃん、死んじゃったって。
出版社 幻冬舎文庫
著者 山﨑 佐保子

オススメする人
森ガキ侑大様(映像ディレクター)

オススメするコメント
この本は、映画化された後(映画の脚本)を小説に書き直した書です。
映画とはまた、違うストーリーになっていて細かい家族の絆や葛藤が表現されていてとても読みやすい。
心地よいテンポの文体でかかれていて重たいテーマなのにそれを感じさせないのもすごく、ぐっとくるポイントです。
おじいちゃん、おばあちゃんとの思い出をよみがえらせてくれる。
きっと、江戸時代からずっと人間は進化していなくて家族の問題もずっと変化してないように感じます。
AIなどがものすごいスピードで発展して生きる意味、死ぬ意味を見失う可能性は高いと思いますが僕はずっと人間そのもの本質は進化せずに終わっていくのだと思います。
AI産業に入った人類で読み返しても面白いと思いますし、今以上に大事にされていくと思います。

オススメ人の情報
WEB
http://morigakiyukihiro.com/

Twitter
https://twitter.com/morigucky

【心温まる結びの心】
自然と共に生きる喜び。
心に響く素朴な言葉たちが、小組合長の視点から見た集落の結いの心や共生の姿勢に触れることで、自分の生きる意味や死ぬことに対する真摯な考えに向き合うことができます。
結婚やお子さんの誕生を通じて感じる喜びや悲しみも描かれ、旅した道のりで出会った民俗学者の視点から、日本中をくまなく歩いた実体験が語られます。
自然とのつながりや人々とのつながりの大切さに気付かせられ、集落の仲間と共に紡がれた物語が詰まっています。
社会人としてのあり方を考えるヒントが散りばめられ、その場所に生まれた特別な空気と、心に刻まれる大切な思い出たち、心に温かい優しさと感動を運んでくれる1冊です。

幸せに暮らす集落 鹿児島県土喰集落の人々と共に
出版社 南方新社
著者 ジェフリー・S・アイリッシュ

オススメする人
やけのはら様

オススメするコメント
必要以上のお金が欲しいわけではないし、地位や名誉も必要ない、と思っていても、慣れ親しみ、育った環境から別の場所に生活の基盤を移すというのは勇気のいることです。
物を消費することへの後ろめたさ、私利私欲、目の前の欲望、便利さのために自然を破壊することへの違和感を抱えつつも、その仕組み、構図の中から抜け出ることができない都市生活者の私は、意志と知性、幅広い理解力によって切り開かれた、本の中で「世界で一番贅沢な場所」と語られる、限界集落で の著者の暮らしを知り、元気と勇気をもらいました。

オススメ人の情報
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https://twitter.com/yakenohara_taro

【忘れられた文化の軌跡】
日本の歴史と文化の魅力を地域の老人たちのリアルな話を通じて感じる1冊。
時代を超えて変わる日本の姿を知ることで、教科書的な歴史では得られないエキサイティングな体験が詰まっています。
忘れられた人々の声を聞きながら、地域の文化や歴史がリアルに伝わり、文化の脆弱さや消失も考えさせられます。
現代の均質化された社会で個性が消える中で、独自の文化がどう生き残るかを知ること、日本の歴史を異なる視点で探求し、文化と歴史の大切さを考えましょう。

忘れられた日本人
出版社 岩波文庫
著者 宮本 常一

オススメする人
フクハラミワ様(イラストレーション,デザイナー)

オススメするコメント
日本全国を歩き、各地の民間伝承や生活風俗を調査した民俗学者の宮本常一の代表作。
いわゆる「日本の歴史」には残らない、庶民や漂泊民たちの生きた記録です。
今の私たちから見れば信じられないような話ばかりですが、逆に言えば、私たちの「普通の生活」だって地域的/時代的に限定された一形態に過ぎないことを気づかせてくれます。
読み返すたびに、自らの立ち位置を確認しろ、と脳天パンチをくらいます。

オススメ人の情報
WEB
https://yab-neko.com/

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https://twitter.com/Mii_yab

オススメする人
ハダタカヒト様(絵描き)

オススメするコメント
時代の移ろいとともに変わる生活、変わらないこと。
ある者は土を耕し、ある者は馬を引き、ある者は…。
正も誤もなく、それぞれの生を生きた「年寄り」たちのライフストーリー。
辺境の地から早乙女たちは高らかに笑う。

オススメ人の情報
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https://twitter.com/hadatakahito

【心躍る未知の世界】
大冒険の旅への一歩、日常をのびやかな日本語で綴った魅力的な冒険の物語、巴里へ、詩集の響きとともに出発しましょう。
西ひがしの風景を背に、耐乏生活を乗り越え、興味を持つ心が導く大冒険。
放縦ぶりが新進詩人の視点から描かれ、のびやかな日本語で人物描写が織り交ぜられ、恋愛関係の機微も。
巴里で繰り広げられるドラマ、自覚を持った選択、そして窮乏生活の中での心の葛藤。
旅の途中には、パリ行きへの思いが詩のように詠まれ、的確な表現が情景を浮かび上がらせます。
大冒険の舞台では、自分を知り、新たな可能性を発見できるかもしれません。

どくろ杯
出版社 中公文庫
著者 金子 光晴

オススメする人
小川ケイコ様(イラストレーター)

オススメするコメント
2010年、つとめていた会社が傾き、ほどなく無職になり、自己肯定感が最低の頃に出会った一冊。
大正時代の紀行文(でもなかなか出発しない)ですが、でたらめな生活の中のするどい言葉が刺さります。
「いろんな時代の空気と、その時々の価値観と、それらの移ろいやすさを思うと色々あきらめがつくし、その中で変わらないものの多さに安心もする。」
とは当時の私が書き残した感想です。どん底の人におすすめです。

オススメ人の情報
WEB
http://www.ogawakeiko.com/

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