~感動と啓示に満ちたタフな人間物語~ 元気が出る本 5選

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは【感動と啓示に満ちたタフな人間物語】に関連する本です。

【熱き刑事ドラマの魅力】
昭和時代の義侠心や広島の文化を取り入れた刑事ドラマの魅力、女流作家の意外な一面と独特の世界観、そして暴力団抗争に巻き込まれた刑事の葛藤を描いた記事など、さまざまなテーマに焦点を当てており、読者は勇気や狡猾さ、優しさなどを通じて自身の生き方や正義について考えるヒントを見つけることができます。
また、広島弁の使い方や筋書きの巧みさ、意外な展開に驚かされる要素もあり、映画化もされた注目作です。

孤狼の血
出版社 KADOKAWA
著者 柚月裕子

オススメする人
曄田依子様

オススメするコメント
カバーを描かせていただきました。
昭和の人情の温かさや、駆け引きの狡さ、強い個性。
個性的なキャラクターとスピードと匂いを感じる一冊です。

オススメ人の情報
WEB
http://yoriquo.com/

【中毒性溢れるアナーキー、知識とファンタジーの融合】
ハイテンション!重厚感と爽快感が中毒性抜群のアナーキーな作品を紹介します。
五臓六腑に染み渡る興奮や重さを味わえるストーリーにはグロテスクな要素や残酷な描写もありますが、それがストーリーを独特に彩ります。
映画化もされた注目作品は、ヒットマンやアサシンの世界に魅了されるでしょう。

また、知識と非現実的ファンタジーが交錯する楽しい読み物にも焦点を当てます。
読みやすい文体で展開される流麗なストーリーには、加奈子やヒットマンの魅力が光ります。
後味の悪さもあるかもしれませんが、それが作品の一部として魅力的です。

ダイナー
出版社 ポプラ文庫
著者 平山 夢明

オススメする人
キナコ様(イラストレーター)

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かっこよくておもしろくてしびれました。
最後まで夢中で読みました。

オススメ人の情報
WEB
http://marubotan.jimdo.com/

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【経営者の誇りとビジネス成功の物語】
経営者の誇りとビジネス成功のエッセンスを学ぶ物語。
驚きと感動が詰まった大スケールな人物像に引き込まれました。
主人公の存在は、現代日本に必要な理想的な経営者像を思わせます。
彼に誇りを感じ、ビジネスの成功を追求するエッセンスを探求しました。
この物語は時代を超えて人々の心を揺さぶり、今日にも生かされる教訓を秘めています。
ソビエト連邦の臆病な行動にも屈せず、日本再建への情熱を持つことが求められます。
もし私たちが何もしなければ日本は沈んでしまうのかもしれません。

戦いいまだ終らず
出版社 集英社文庫
著者 落合 信彦

オススメする人
いとう良一様(イラストレーター)

オススメするコメント
とにかく痛快でスケールが大きい。
実業家で会社再建の神様と言われた坪内寿夫氏をモデルに書かれた伝記的小説。
働くとは何か仕事は何か生きるとは何か、が胸に迫ってくる。
小説が終わってもまだまだ続きが読みたくなり、読み終わった自分が一回り大きくなったような錯覚に陥る。

オススメ人の情報
WEB
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【過酷な東北物語、感動的な人間像】
東北のマタギと鉱夫の物語─過酷な生活と人間の本性に迫る壮大な作品。
熊谷達也氏が描く世界に心を奪われます。
彼らの過酷な生活、厳しい自然環境、そして深い人間の内面を描き出します。
性の衝動や変遷する心の穴、風習の喪失、村社会の姿も鮮やかに描かれます。
物語を通じて、シンプルでグロテスクな現実が鮮明に浮かび上がり、人間の本質を考えさせられます。
遭遇や欲望、最後の熊と山羊の壮絶な闘いに引き込まれ、感動的な結末を迎えましょう。
肘折温泉から始まる物語は、山形県の魅力と文化も魅せてくれます。
心揺さぶられる必読の一作です。

邂逅の森
出版社 文春文庫
著者 熊谷 達也

オススメする人
ツバキアンナ様(現代女浮世絵師)

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自分が東北の歴史や民俗芸能にハマってた時にまさに邂逅した本。
東北を舞台にマタギの猟、村社会の習俗、風土、そして男と女の欲と愛と営みが、大いなる自然である山を背景に描かれています。
人間もまた「生き物」であることを思い出させてくれます。
クマと対峙する主人公はまさにハードボイルド、何ともカッコイイ男、そして主人公と愛し合った2人の女もまたイイ女…。
「生」に圧倒される圧巻のラストに力をいただきました。

オススメ人の情報
WEB
http://www.annarocks.jp/

【感激と啓示の物語】
個性と人間の本性を解き明かす。感激と驚きが詰まった作品。
性的描写を清潔に描くその姿勢にも注目。
シンプルで読みやすい言葉が心地よく、会話から始まるパラグラフにはストーリーへの没入感が溢れる。
バランスと計算を欠かさず執筆し、自己中心的な内容でも読者は共感する。
半自叙伝でSMクラブの体験も描き、固定観念を覆し心の快楽を考えさせ、個性と本性についての洞察を与える必読の一作だ。

ひざまずいて足をお舐め
出版社 新潮文庫
著者 山田 詠美

オススメする人
山崎ひかり様(イラストレーター)

オススメするコメント
このタイトルにひるんだあなたにこそ読んで欲しい一冊。
読み返せばいつだって物事の本質を教えてくれる。
この本にもっと早く出会ってれば今より数倍かっこよく生きられたかも。
SMクラブの女王様が、小説家になっちゃう「あれ?これって山田詠美の話?」な虚構的半自伝小説。

オススメ人の情報
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https://twitter.com/hikacha

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