様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。
紹介するのは好きを仕事に、関連する本です。
このジャンルを考えるきっかけになった本を紹介します。
【情熱を生きる技術】
あなたの情熱が仕事に生き、毎日が挑戦と創造で満たされる世界。
センムの物語は、愛と充実感を通して、私たちが本当に価値を見出す生き方を教えてくれ、この本はただの成功物語ではなく、情熱を持って生きることの真の意味を描いています。
一ページごとに、自分の夢と価値観に合致する生活への扉が開きます。
「好きなこと」だけで生きぬく力
出版社 WAVE出版
著者 宮脇 修一
オススメする人
古賀学様
オススメするコメント
世界的フィギュアメーカー「海洋堂」の社長である宮脇修一氏によるビジネス書風のビジネスにはまったく役に立たない本。
世間のニーズに応える商品開発をするマーケティング感覚は全くなく、自分たちが愛情を注ぎ込む模型を世間に向かって「どや!」っと問う姿勢。
まっすぐな芸術の形、かっこいいです。
オススメ人の情報
WEB
http://peppergear.com/
【シンプルは新しい革命】
手に取るだけで全てがスムーズに動く技術の世界。
スティーブ・ジョブズが描いた、直感的でシンプルな製品が日常を豊かにするビジョン、Apple の革新だけでなく、ジョブズの情熱と献身が如何にして技術革命を引き起こしたかを明らかにします。
読むたびに、よりシンプルで洗練された生活へと心が動かされ、テクノロジーとの新しい関わり方を発見する一冊です。
Think Simple
出版社 NHK出版
著者 ケン・シーガル,林 信行 (監), 高橋 則明 (訳)
オススメする人
フルタヨウスケ様(アーティディレクター・グラフィックデザイナー・写真家・映像監督)
オススメするコメント
アップルをつくったスティーヴ・ジョブズと共に広告制作をしていたクリエイティヴ・ディレクターの本。
実際に彼がジョブズとの仕事で体験した『信じるものを突き通す強さ』に背中を押され、励まされます。
オススメ人の情報
WEB
http://anpw.cc/about.html
Twitter
https://twitter.com/nukumori1974
【好奇心が導く豊かな人生】
スティーブ・ウォズニアックの自伝を通じて、好奇心と喜びを原動力に創造する世界へと飛び込みましょう。
この本はただの技術物語ではなく、情熱を追求し、真の幸福を見つける旅の記録であり、ウォズニアックが教えるのは、笑いと幸福が最高の創造から生まれるということ。
彼の生き方から、自分自身の道を切り拓く勇気をもらい、創造の可能性を広げましょう。
アップルを創った怪物 もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
出版社 ダイヤモンド社
著者 スティーブ・ウォズニアック、井口 耕二 (訳)
オススメする人
吉井宏様
オススメするコメント
ジョブズ関連の本を何冊も読みあさり、カッコイイなあとあこがれたり影響されたりもしたのはみなさんと同じだと思います。
しかしその後、ウォズニアックの自伝を読んだら、彼のほうがぜんぜん幸せで楽しそうな人生じゃん! と思いました。こっちのがいいや、と。
オススメ人の情報
WEB
http://www.yoshii.com/
【情熱が紡ぐ、精密な世界】
「模型作りの人生」はただの技術書ではありません。
これは情熱と献身がどのように日常を変えるかの物語であり、タミヤ模型の社長が語る精密さへの愛と、困難を乗り越える喜びは、読む者を魅了します。
模型の細部にわたるこだわりは、人生の複雑さを理解する鍵を握り、本を開くたび、発見のスリルがあなたを捉え、情熱に生きる喜びを再確認させます。
真の情熱を追求することの価値を教えてくれる一冊です。
田宮模型の仕事
出版社 文春文庫
著者 田宮 俊作
オススメする人
柴崎祐二様(音楽ディレクター,評論家)
オススメするコメント
好きを仕事にするということ。
「仕事にした時点で好きだけではいられない」「好きなことを仕事にするとかえって辛いぞ」。
今まで星の数ほど多く吐かれてきた同工異曲のそういう「アドバイス」は、この本を読むことを通じてあなたにとってまったく意に介する必要のない戯言となるだろう。
「働くこと」を奪い返せ!
オススメ人の情報
1983年埼玉県生まれ。音楽ディレクター/評論家。
2006年よりレコード業界にてプロモーションや制作に携わり、多くのアーティストのA&Rを務める。
現在は音楽ディレクターとして活動する一方、各所へ寄稿。
編共著に『オブスキュア・シティポップ・ディスクガイド』(DUブックス、2020)、連載に「MUSIC GOES ON 最新音楽生活考」(『レコード・コレクターズ』)、「未来は懐かしい」(『TURN』)など。