元気が出る本まとめ ~内田樹編~

様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。

紹介するのは内田樹さんに関連する本です。
本を読んでいると感じることは、自分の中の偏った価値観であったり、世間一般的な常識に疑問を持つことの大切さに気が付きました。
ある種のヒントを頂けるような本たちを紹介します。

まずは内田さんの元気が出る本の紹介です。

野分
出版社 新潮文庫
著者 夏目漱石

オススメする人
内田樹様

オススメするコメント
「演説小説」というジャンルがあれば、オールタイムベスト10に入ると思います。
ストーリーによってではなく、登場人物が演壇で語る「演説」によって作家が言いたいことを全部言うというこの前衛的な結構の小説を読んだときの僕の印象は「そうか、何やってもいいんだ」というものでした。
やりたいようにやっていいんだよ。型にはめられる必要なんか、ぜんぜんないんだから・・・というメッセージほど僕たちを元気づけてくれるものはありません。

オススメ人の情報
WEB
http://blog.tatsuru.com/

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https://twitter.com/levinassien

街場の文体論
出版社 ミシマ社
著者 内田 樹

オススメする人
原けい様(イラストレーター)

オススメするコメント
ブックフェアのミシマ社のさんブースで売り子の学生さんが目をキラキラさせてお勧めしてくれました。
彼の瞳もとても眩しかったのですが本書もたいへん眩しい一冊でした。
文体論とありますが広くいろんなこと、とくに創作に関わる人に元気をくれるお話だと思いました。

オススメ人の情報
WEB
http://harakei.tumblr.com/

Twitter
https://twitter.com/harakei2016

先生はえらい
出版社 ちくまプリマー新書
著者 内田 樹

オススメする人
永井一史様

オススメするコメント
内田樹さんの本はどれも、もやもやしていたことがクリアーになっていく感じがして好きなのだが、その中で”学ぶ”こと”について書かれた著作をおすすめしたい。
本質的なことが書かれているにもかかわらず、中高生向けで大変読みやすい。

疲れすぎて眠れぬ夜のために
出版社 角川文庫
著者 内田 樹

オススメする人
添田 あき様

オススメするコメント
思想家であり武道家でもある内田先生曰く、
「身体の声に耳を澄ませろ」
心耳を澄まして自分の身体に、世界の中に、自然の流れを静かに「聴く」こと。
心の奥の芯がジ~ンと温まる。

オススメ人の情報
WEB
http://www.soedaaki.jp

ひとりでは生きられないのも芸のうち
出版社 文春文庫
著者 内田 樹

オススメする人
福居英晃様(映像ディレクター)

オススメするコメント
タイトルだけで元気が出ます。
その言葉はそのまま、映像というたくさんのスタッフが関わる仕事の本質だと感じました。
この本は内田樹さんのブログの中から若者の身近なテーマを中心に編集されたものです。
日頃モヤモヤと感じてはいたけど言葉にできなかった事がここには書かれているような気がします。

オススメ人の情報
WEB
https://sites.google.com/site/fukuihideaki/

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https://twitter.com/hidee1977

日本の文脈
出版社 角川書店
著者 内田 樹、中沢 新一

オススメする人
山本亜須香様(FUGAHUM)

オススメするコメント
中沢新一・内田樹という最も注目される論客が、日本の今・これからの日本について語る対話集。
何が起きてもおかしくない時代に、必要な選択が出来ているのか?を問う。
3.11後私はすぐに結婚し、仕事を海外展開出来るスタンスに切り替えた。
直感的に行動が先にでた。
この本はそんな直感的行動を裏付けすべく、日本人の潜在能力にせまるものである。

オススメ人の情報
WEB
http://www.fugahum.com/

死と身体 コミュニケーションの磁場
出版社 医学書院
著者 内田 樹

オススメする人
鈴木力哉様(ウェブデザイナー)

オススメするコメント
「ケアをひらく」というシリーズで発行された内田樹の著書。
読んで憑き物が落ちたような気がしました。
元気を出すにも、自分の身体や気持ちを理解して健全であることが必要だと思います。
僕はこの本でそんな振る舞いを教えてもらいました。

オススメ人の情報
WEB
https://www.planpot.jp/

Twitter
https://twitter.com/planpot

嘘みたいな本当の話 みどり
出版社 文春文庫
著者 内田 樹、高橋源一郎選

オススメする人
名渡山彩子様(イラストレーター)

オススメするコメント
一般の方から「作り話のように聞こえる実話」を募集し高橋源一郎さんと内田樹さんが選定したものをまとめた本の第2巻目です。
短い文章なのに、びっくりしたりしんみりしたり、げらげら笑ったりしちゃいます。
しかも、これが実話だというのが信じられないような不思議なものばかりです。
読み終わったあとも、思い出してニヤニヤしたり、想像が膨らんだりと余韻を楽しむことができて、大好きな一冊になっています。

オススメ人の情報
WEB
http://ayakonatoyama.com/