様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
美しいものを創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。
気づきを得られた本が美輪明宏さんの”美輪明宏のおしゃれ大図鑑”です。
美輪さんの美意識を垣間見れる優れた本です。
この本の中にも他のクリエイターがセレクトした本が紹介されているのを見て、美輪さんの感性の鋭さに驚くのと同時に感性の同じ人って繋がっていくんだなと思いました。
この本のキーワード
・美輪明宏
・中原淳一
・三島由紀夫
・幸田露伴
・竹久夢二
・寺山修司
・高峰秀子
884.美輪明宏のおしゃれ大図鑑
著者 美輪 明宏
出版社 集英社
オススメする人
伊東明日香様
オススメするコメント
『人生という舞台の、主役はあなたのです。』というフレーズがお気に入りです。
世の中の常識に流されないで本当に必要なこと、美しいものを自分の力で見つけ生み出し、常に好奇心旺盛でファンタスティックな人生を送れる、素敵なヒロインになれるレシピ本です。
180度世の中の見え方が変われます!
1705.美輪明宏のおしゃれ大図鑑(集英社)
オススメする人
渡邊ちょんと様(水墨画イラストレーター)
オススメするコメント
「美しいものに囲まれていれば、その人は自然に美しくなるのです」
美輪明宏氏の言霊、そしてビジュアル的にも大変美しい本。
中原淳一、高畠華宵の絵や歌舞伎、映画、音楽、演劇などの写真も多数もりこみ、人生の指針を刺激的に与えてくれます。
見ているだけでも元気になれる一冊。
中原淳一
中原淳一さんといえば画家でありながらファッション、編集者としても活躍されました。
本書ではファッションや関連書籍が紹介されています。
1394.美しく生きる言葉
著者 中原 淳一 中原 蒼二 (編)
出版社 イースト・プレス
オススメする人
安蘭様(画家)
オススメするコメント
「美しさとは」その全てが中原淳一先生の言葉に在ります。
優しさ、心遣い、強さ、たおやかさ、気品、愛情とは、幸福とは。
美しく生きるための心の在り方を教えて頂ける一冊です。
オススメ人の情報
Twitter
https://twitter.com/aran_rosy?lang=ja
1364.中原淳一の幸せな食卓
著者 中原 淳一
出版社 集英社
オススメする人
つじゆいこ様
オススメするコメント
中原淳一のイラスト付き文庫本。
イラストの独特なタッチと美しい文章で、ドキドキが止まらない1冊。
美味しそうなご飯のイラストやレシピを見るだけで幸せいっぱいになります。
画集よりもリーズナブルな上にとても楽しめるのでおすすめの1冊です。
オススメ人の情報
Twitter
https://twitter.com/ty_yuichi
2140.中原淳一人形集
著者 中原 淳一
出版社 淳一文庫
中原淳一人形集 すぐ出来るぬいぐるみ (淳一文庫) [ 中原淳一 ]
オススメする人
久保田真理様(イラストレーター)
オススメするコメント
中原淳一の人形の写真と作り方、型紙もついてます。
かわいいしか言えない。
オススメ人の情報
WEB
https://www.marikubota.net/
https://digmeout.net/artists/mari-kubota/
Instagram
https://www.instagram.com/mari_kebota/
その他にも中原淳一に影響を受けた方の本の紹介します。
日本初の料理研究家牧野哲大さんの著書です。
気になる料理のレシピがいっぱいです。
特に草むらサンドイッチとあまい寄せ鍋。
作られた方の感想を聞きたいです。笑
278.エプロンおじさん
著者 高原 たま
出版社 国書刊行会
オススメする人
七字由布様
オススメするコメント
懐かしい昭和の雰囲気をまとった、日本初の男性料理研究家、牧野哲大氏のレシピ本。
レシピもさることながら牧野ご夫妻へのインタビューで構成されるご夫妻の半生を書いた読み物が可笑しくも素晴らしく、シャキッとした暮らしぶりにつられるように元気をもらえます。
オススメ人の情報
WEB
https://www.yushichiji.com/
・三島由紀夫
581.三島由紀夫レター教室
著者 三島由紀夫
出版社 ちくま文庫
オススメする人
吉岡ゆうこ様
オススメするコメント
数ある三島作品の中で一番読み安く親しみやすい小説かと思います。。
レター教室と銘打ってますが、様々な人間達が繰り広げる策略、嫉妬、愛情だったり手紙という媒体を通してまさしく『ドラマ人間模様』をブラックユーモアとウィットに富んだ文体で繰り広げています。
山本容子さんの素敵な装画も魅力の一つ。
オススメ人の情報
WEB
https://www.atelier-fabrique.jp/
2472.命売ります
著者 三島 由紀夫
出版社 ちくま文庫
オススメする人
ながえありさ様(イラストレーター)
オススメするコメント
生きることに疲れた時に読んでほしい一冊です。
生きることに疲れてしまった主人公。選んだのは、自身の命を売ること。
仄暗いテーマからの怒涛の展開に夢中になり、気づけばいつの間にか口元が緩んでいる。
そんなことで、また明日から頑張れる気がするのです。
オススメ人の情報
Twitter
https://twitter.com/gunjou_16
260.午後の曳航
著者 三島 由紀夫
出版社 新潮文庫
オススメする人
ケッソクヒデキ様
オススメするコメント
学生時代に読んでとても衝撃を受けた本です。
ある青年を英雄視する少年の話なんですが、三島由紀夫が最後の一文で文章を完遂させるという演出に鳥肌が立つ思いだったのを覚えています。
元気が出る本というわけではないですが、創作意欲が湧くというか自分の中に新しいエネルギー生まれるような本だと思います。
オススメ人の情報
WEB
http://www.kessoku.net
・幸田露伴
072.五重塔
著者 幸田 露伴
出版社 岩波書店
オススメする人
遠藤 一成様
オススメするコメント
世間から馬鹿にされ続けた主人公「のつそり十兵衛」が世間や常識に逆らい、職人としての自分の思いや誇りを貫き通して谷中感応寺の五重塔を建立するまでの話。
いつの時代であっても、我が儘と取られる程の個人の強い思いが一流の仕事をさせると改めて認識させてくれるお話です。
オススメ人の情報
WEB
http://endokazunari.com/
・竹久夢二
1245.大正・昭和の乙女デザイン ロマンチック絵はがき(ピエ・ブックス)
著者 山田 俊幸 永山 多貴子 竹内 貴久雄
出版社 ピエ・ブックス
オススメする人
eimi様(イラストレーター)
オススメするコメント
乙女ごころを包みこむようなデザインとイラストレーション。
モチーフと色遣いが絶妙で、眺めているといつも空想の世界へ…
オススメ人の情報
WEB
http://mannequin-v.hippy.jp/
・寺山修司
1614.寺山修司少女詩集
著者 寺山 修司
出版社 角川文庫
オススメする人
多屋光孫様(画家、紙芝居・絵本作家。ときどき書店員(東京在住、和歌山勤務)。元会社員(海外営業とか、広告宣伝とか))
オススメするコメント
寺山修司の作品は結構読みます。屈折していて、偏よっていて、美しく、詩的で、切ないですが、その全体の世界観に元気をもらいます。
私は詩をあまり読まないのですが、寺山修司の言葉の力は、美しいものとそうでないもの、ユーモアの混ぜ方が絶妙で、私の想像力を掻き立て、新しいものを生み出す力を与えてくれます。
オススメ人の情報
WEB
http://mt.voog.com/
Instagram
https://www.instagram.com/mitsuhirotaya/
1075.われに五月を
著者 寺山 修司
出版社 日本図書センター
オススメする人
竹浪音羽様(イラストレーター)
オススメするコメント
20歳の頃に、この本を手にしました。
発行当時の著者も同じく20歳頃だったのを知り、とても共感したのを覚えています。
最初のページに載っている「五月の詩・序詞・」を読むたびに、新しいスタートラインになった時のような、少し寂しいけれど清々しい気分になって元気が出ます。
オススメ人の情報
WEB
http://otohatakenami.tumblr.com/
・高峰秀子
166.わたしの渡世日記
著者 高峰秀子
出版社 文春文庫
オススメする人
いざわ 直子様
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女優、故高峰秀子さんのエッセイです。
高峰さんの潔く、強い生き方に魅かれます。
昭和初期の活気ある映画界の雰囲気を感じることもできます。
オススメ人の情報
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http://izawanaoko.jimdo.com/
747.にんげん蚤の市
著者 高峰 秀子
出版社 新潮文庫
オススメする人
まるやまあさみ様
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高峰秀子さんは元々好きな女優さんなのですが、彼女のエッセイを初めて読んだのがこの本です。
語り口が軽妙でサバサバとした言い回しがとても気持ちよく、すぐに引き込まれていきました。
自身が子役の時代から今まで出会ってきた様々な人達との触れ合いが書かれているのですが、高峰秀子さんの優しくお茶目な人柄や、人との暖かい交流(宅急便のお兄さんとも!)の様子に、読む度に元気を頂いています。
人付き合いに少し悩んだ時にはこの本を手に取ることが多いです。
オススメ人の情報
WEB
http://maruyamaasami.tumblr.com/
1522.にんげんのおへそ
著者 高峰 秀子
出版社 文春文庫
オススメする人
寺坂耕一様(イラストレーター)
オススメするコメント
東京で暮らしていると、すれ違う人々は単なる景色として流れていってしまって、なかなか個々に「心」があるというところまで想像が及ばないものです。
かつての大女優がしなやかで繊細な心を紐解いて綴ったこのエッセイは、もう一度人間というものを肯定したくなるような、人と出会うという事の素晴らしさを再確認させてくれるような、そんな本です。
オススメ人の情報
WEB
http://www.k-terasaka.com/
1853.高峰秀子の流儀
著者 斎藤 明美
出版社 新潮社
オススメする人
杉本鉄郎様(イラストレーター)
オススメするコメント
私は小津映画が好きでよく見ていた時期がありました。
高峰秀子氏は子役時代と大人になってから小津作品にも登場しています。
女優としても一個性を発揮されていますが、生き方そのものがカッコイイ方なのです。
オススメ人の情報
WEB
http://tetsuosugimoto.com/