ハヤシマドカ

1104.逢沢りく(文藝春秋)


オススメするコメント
仕事を再開したいお母さんと、じぶんの生活のペースを守るだけが砦だった主人公逢沢りくが、別々にこころの旅をします。
りくちゃんはちょうど十四歳、美人で嘘泣きの上手い優等生で、お父さんの親戚の家へ預けられます。
白雪姫的な匂いのする、残酷で優しい、生まれ変わる瞬間のような痛みが最後にやって来る。

1105.世界がまだ若かったころ(ほるぷ出版)


オススメするコメント
成長やら、救いやら、正しさや義務等、カクカクしてすっかり近代化された世界からそっと逃がしてくれるスイスの童話集。
子ども時代へ遡りたいときにおすすめ。音読しても良い感じです。
わたしのお気に入りは「女の子と天使」と「馬鹿を千集めたら」です。
勢いのある線のロートラウト・スザンネ・ベルナーの挿絵も素敵。

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