吉岡ゆうこ

581.三島由紀夫レター教室(ちくま文庫)


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数ある三島作品の中で一番読み安く親しみやすい小説かと思います。。
レター教室と銘打ってますが、様々な人間達が繰り広げる策略、嫉妬、愛情だったり手紙という媒体を通してまさしく『ドラマ人間模様』をブラックユーモアとウィットに富んだ文体で繰り広げています。
山本容子さんの素敵な装画も魅力の一つ。

582.Sunny(小学館)


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『鉄コン筋クリート』『ピンポン』で描かなかった(描ききれなかった?)親と子の関係を温かな目線ながら実直に愚直にしかし淡々と描かれている松本大洋さんの集大成と呼ぶに値する作品だと思います。
水墨画のような描画でどのコマを切り取ってもイラストレーションとして成立するクオリティ、台詞もとても心に響きます。
今の子供達にも読んで欲しい一冊。

583.るきさん(ちくま文庫)


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筑摩書房(現在はちくま文庫から文庫版のみ販売されているようです)バブル時に描かれたので若干バブルの浮かれた香りはしますが、主人公のるきさんは全くそんな気配はなく、地道にのーんびりと暮らすなにげない日常に何度読んでも飽きる事がありません。
将来はるきさんみたいな人になりたいなぁと思ったり。

584.エプロンメモ(暮しの手帖社)

584.エプロンメモ
エプロンメモ [ 大橋芳子 ]

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おばあちゃんの知恵的な生活にかかわるあらゆる事へのアドバイスが季節ごとに書かれています。
実践出来なくても読むだけで気持ちが休まる素敵な本。
また、花森安治さんの装画、挿画が素晴らしい。

オススメ人の情報
WEB
https://www.atelier-fabrique.jp/