479.黄色い本(講談社)
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この本は漫画家の高野文子さんが2003年に出版した単行本です。
彼女が描いた漫画は全てにおいて素晴らしいセンスと類まれなる着眼点、高い表現力で描かれおり、特にこの「黄色い本」に収録されている短編作品は彼女がこれまで培った漫画制作技術の集大成とも言える綿密で深い視点で描かれています。
表題作の「黄色い本」は図書館で借りた「チボー家の人々」を読み進めるうちに作品世界に没頭してゆく田舎の女学生を描いています。
「本を読む」という事の素晴らしさを誰も見たことのない新しい漫画表現で描いた傑作だと思います。
読み終わった後清々しい感覚につつまれます。
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HP
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