様々なクリエイターがセレクトする元気が出る本ですが、私も一人のクリエイーターとしてセレクトして頂いた本の内容が気になり読んでいます。
いろいろな本を読み進めるうちに”本の共通点”について気が付きました。
創造する者同士が抱く共通点があることも納得できます。
紹介するのは【運命の鍵、心の軌跡】に関連する本です。
【予測不可能な人生のやり直し】
人生において、やり直しや夢に向かうためのヒントや感動的なストーリーが詰まった本があります。
予測不可能な展開やハラハラドキドキ感があり、成功や損失について学び、自分の人生を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
また、孤独や鬱、不確実性に直面している方々には、深い哲学的な文章や悲しいラブストーリー、予想外の結末が心に響くでしょう。
SF作品には時間逆転や予言、記憶そのままといった要素があり、想像力を刺激し魅了します。
さらに、日本やアメリカの60年代~80年代に関連する情報も興味深く、新たな視点や人生への理解を深めるかもしれません。
文章の文体や詳細な描写、示唆に富んだ表現は読者に満足感を与えます。
リプレイ
出版社 新潮文庫
著者 杉山 高之,ケン・グリムウッド
オススメする人
Mika + CHISHIN様
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素晴らしい脚本に引き込まれて夢中になり、あっという間に読了。
明日が未知であることの尊さに感謝しました。
過去に戻ってやり直したいことがある人は、ぜひ読んでみると良いと思います。
【深遠な感動と魅力】
奥深いファンタジーの世界は、読者を魅了し感動させる。
涙腺崩壊や深い感動を引き起こす作品であり、家族の悲しみや人類愛をテーマにしたストーリーが心に響く。
連作短編集として展開され、不思議な能力や終わりのない世界が読者を引き込む。
登場人物の居場所探しやつながりの発見、交錯する過去と現在、そして爽やかなエンディングも魅力的だ。
光の帝国 常野物語
出版社 集英社文庫
著者 恩田 陸
オススメする人
曄田依子様
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超越的な力に憧れることはあれど、持ち得るならこの主人公が持つ力が良いと願う一冊です。
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オススメする人
タグチマナミ様(イラストレーター)
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膨大な記憶力や未来を視る力??
不思議な能力を持ちながら、ひっそりと暮らす一族にまつわる連作短編集です。
正直、読んでいて辛くなるお話(戦時中のお話)も中にはあります。
しかし最後まで読むと、胸に爽やかな風が通り抜けるような、不思議な爽快感と希望が感じられます。
私にとっては定期的に読みたくなる作品です。
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【現代都市の魂を燃やせ】
現代都市文明の魅力や課題について、深く考え、詩的な視点から捉えることで、私たちは新たな視点や気づきを得ることができます。
美しい都市景観や建築物を楽しみながら、同時に都市化に伴う環境問題や社会的な課題にも目を向けましょう。
また、哲学的な対話を通じて都市と人間の関係性や社会的側面を考えることも大切です。
彷徨いながら都市の魅力や翻訳の必要性について思索することで、新たな視点が開け、より良い都市生活を築くためのアイデアが浮かびます。
現代都市文明を深く理解し、未来に向けた一歩を踏み出しましょう。
見えない都市
出版社 河出文庫
著者 イタロ カルヴィーノ、米川 良夫 (訳)
オススメする人
加瀬透様(グラフィックデザイナー、アートディレクター)
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この本の全体に流れる空気は蜃気楼のようで、描かれる都市の風景を想像すると安らかで不思議な旅に出ることができます。
元気を出して!と励まされる本ではありませんが、ふとここから離れて遠くに行きたいなと思ったときにこの本を読むと、とてもいい気分になれるような気がします。
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オススメする人
入江経一様
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マルコポーロが世界で見聞きしたあり得ない都市の無数の物語を、フビライハーンに聞かせるおはなし。
真実であることよりも、詩が生まれる場所かどうかが問題なんだという言葉は元気が出る。
オススメ人の情報
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http://www.iamas.ac.jp/people/73
【狂気と希望】
主役は軍隊において狂気と死と闘い、現代世界の境界線で不条理に苦しむ。
しかし、彼らの物語は希望と狂気の蟻地獄。
閉塞感に打ち勝ち、ブラックコメディの中で脱出を模索する。
主役の苦悩と勇気に共感し、ホープレスネスを超える新たな展望を見つけよう。
境界線を越える物語に心揺さぶられる。
キャッチ=22〔新版〕 下 (ハヤカワepi文庫) [ ジョーゼフ・ヘラー ]
キャッチ=22
出版社 ハヤカワepi文庫
著者 ジョーゼフ ヘラー、Joseph Heller (著), 飛田 茂雄 (訳)
オススメする人
高橋常政様(画家、イラストレーター)
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この小説は理不尽そのものの第二次大戦の話です。
シュールなブラックユーモアの連続ですが。
なにか最後は救われてくる感じがします。
ヘラーは一番好きな海外作家です。
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【父子の絆】
壮大な北アメリカの荒廃した世界で、悲しみと奇妙な感覚が交差する物語。
父子の絆や言葉の力が心に響く。食糧難や襲撃の危険と闘いながら、彼らは静かな勇気を持ち、希望を追い求める。
感動と希望が絡み合い、深い感情が胸に迫る。
ザ・ロード(早川書房)
出版社 ハヤカワepi文庫
著者 コーマック・マッカーシー、黒原敏行 (訳)
オススメする人
高橋一様(思い出野郎Aチーム)
オススメするコメント
本書を読んでも別に元気は出ない。
原因は明らかにはされないが人類が終焉を迎えようとしていて、人肉食すら横行する絶望的な終末世界のなかでひたすら南を目指して歩く親子の姿は神話的であるが救いはない。
しかし最後にもたらされる爪の垢くらいの僅かな希望がまばゆい光を放ち、「冷水に浸かった後、逆に身体が熱くなってくる」的に最終的には読後しばらくして元気が出るかも。
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