見汐麻衣

2707.普通人名語録(講談社文庫)


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何処かで生きている(生きていた)知らない人々、この世を紡ぎ続ける市井の人々。
至る所で繰り返されるお喋り。
その場でシャボンのように消えていく言葉にハッとさせられたり、ふふっと笑ったり、頷いたりしていつの間にやら「色々あるけれど、明日もがーんばろ!」という気持ちが生まれます。

2708.生まれることは屁と同じ 深沢七郎対談集(河出書房新社)


オススメするコメント
物語に深く潜っていくより今は、人と人の会話に第三者(観客)として居座り、ページを捲ることが私にとって元気が出る本だなと思います。
もうこの世に居ない人達、現役で活躍している人達の会話によるラリーを目で追いながら自分の中の雑念や考えを整理したりできます。

2709.茨木のり子の家(平凡社)


オススメするコメント
詩人茨木のり子氏が晩年、亡くなるその時まで暮らした自宅の写真をメインに、使われていた器や道具、詩も掲載された一冊。
主を無くした物達の気配が、写真からでも充分に伝わってきます。
じっくりゆっくり愛でられ、家も物も朽ながらそのものの艶を増すのだと思うと、何か縁あって自分の所にやってきた物や暮らす住居にこちらも元気を貰うことがあるのだなと思わせられたりします。

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