2311.もたない男(新潮文庫)
オススメするコメント
不条理漫画を量産されている漫画家「中崎タツヤ」さんの著作になります。
私が高校生ぐらいの時、漫画雑誌のスピリッツをよく読んでいましてその中で「じみへん」という漫画を書かれていたのが中崎タツヤさんでした。
え!? という視点から見た世界は地つづきだけど異様な空間で、でもすぐそばにあるかもしれないというものが多かったように思います。
時にシュールで怖くもあり面白くもある、そんな特殊な世界を表現出来る漫画家さんでした。
人となりは全然わからなく、作品からも離れていた時に出会ってしまったのが「もたない男」。
好きな作家さんのエッセイということもあってすぐに読みました。
そこには想像を凌駕する世界がありました。断捨離という言葉が溢れる前のタイミングで断捨離というには捨てすぎる癖を持ってしまった中崎さんの実体験を綴った1冊。
特異な行動がなかなかの恐怖をはらみます。淡々とかかれているのに本当にハラハラします。
物質にとらわれている自分も含めた人たちは、極端な例ですが、これを読むことで自分の周りを見直すことになると思います。
ものを捨てることは気持ちいいです。
2312.世界はうつくしいと(みすず書房)
オススメするコメント
元気がない時は、明るい曲より静かで落ち着いた曲を好んで聴きます。
この本も静かで、少しずつ自分の中にエネルギーが満たされていく気がして大事にしています。
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http://www.nagaikayu.com/