黒田武志

2356.僕のジョバンニ(小学館)


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チェロの音が紡ぐ、天才と凡才の友情と成長を描いた音楽マンガ。
音楽マンガといえばピアノ二ストの話が多いと思いますが、これはチェリストのお話。
二人の少年を軸に彼らとそれをとりまく人々の成長の物語です。
タイトルの「ジョバンニ」のモデルになったのはおそらく現代チェロ奏者で作曲家のジョヴァンニ・ソッリマ。
作中で登場するのはクラシックだけではなく現代音楽やロックやミニマルミュージックで、2CELLOSやマイケル・ナイマンが好きな方はニヤリとする場面も。
友情、確執、苦悩、別れ、再会、競い合い成長する仲間とライバル、と王道の展開ではあるのですが、作者の精緻な絵と淡々と重ねられるセリフが独特の痛みや熱を発し、独自の空気感を醸し出しています。

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