ひらのにこ

2196.地獄の季節(岩波文庫)

オススメするコメント
既存のものを唾棄し、良識を嘲り、禁忌に土足で踏み込む。言葉もその生き様も、ランボーは自分にとってパンクでした。
小林秀雄による和訳の有無を言わせぬ格好よさも。
この一冊を鞄に忍ばせておくことは日常へのささやかな反抗でした。
今でも自分の中に残る熾火のようなものを思い起こさせてくれます。

2197.夜は短し歩けよ乙女(角川文庫)

オススメするコメント
青春において恋愛に傾けるエネルギーほど、後に振り返ると無駄だったと思うものはない…そんな拗ねた大人でも、『一途な恋心』をこの上なく迂遠に表現した本作を読むと、恋愛のように我を忘れるくらい夢中にさせてくれる体験もなかなか無いかなぁと思い出補正もしたくなる、愛おしい恋愛ファンタジー。

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