白石衆

2235.夕暮まで(新潮文庫)

オススメするコメント
「夕暮れまで」は吉行淳之介が追求し続けた男と女の小説の到達点。
物語は風に流される浮き雲のように軽やかに流れていく。
文章は究極まで切り詰められ、その潔よさが快感である。
ここには一人の小説家が孤独の旅の末に辿り着いた新しい風景がある。
その風景は初めて見る場所なのに既視感があり、どこか懐かしい。
匂いや湿度、そこに吹く微風までが生々しく感じられる。

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