石原ゆかり

1929.少年動物誌(福音館文庫)


オススメするコメント
都会に暮らすと自然や生物との距離ができ、人間だけの狭い常識に捕われがちになる。
霊長類研究の第一人者である著者、河合雅雄氏の子供時代の生き生きとした日々が、微妙な心模様の描写で綴られている。
そのエピソードに思わずぷっと吹き出したり、じんわりと心が熱くなったり。
子供時代の飽くなき探究心はずっと研究者として、作家として続いている。
感性への刺激たっぷりの一冊だ。

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