平澤貴也

1757.長い旅の途上(文春文庫)


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星野道夫の文章は、”近代人が見失っている本来の人の幸せな生活を綴っている”ということに尽きる。
繊細で豊かな時間を思いださせてくれます。

1758.渋谷(文春文庫)


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藤原新也は若い頃よく読んでいて、怒りや寂しさや、もやもやの原因を示されて、自分の病名が分かったときの様な安堵感を覚えた。
この社会で過ごす中で、もやもやとした訳の分からない悩みで人知れず心を痛めている人にお薦めします。

1759.森のバロック(講談社学術文庫)


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例えば「虹」と言うものを考える時、私たちは小学校の頃に習った光学現象を思い出すけれど、それは文字通り現象を理解しただけで、”「虹」とはなんなのか?”という問いの充分な答えにはなっていない。
中沢新一は、そういう究極の答えを物理学、哲学、芸術論、宗教学、自身のチベットでの修業体験という、あらゆる知を総動員してあぶり出そうとしている。
それは、人が本来の豊かさを取り戻す上でとても大切なことだと思う。
(「虹」の話は例えであり、本書には書かれていません。)

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