125.バーナム博物館(白水社) 柴田 元幸(訳)
元気になる本にもいろいろあります。
ケーキのようにエネルギーをくれるもの。
ビタミン剤のようにじわっとくるもの。
ハラハラドキドキして、楽しませてくれるもの。
そして日常のごたごたから離れさせ浮遊感を与えてくれるもの。
それらのいくつかをご紹介したいと思います。
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佐藤 まどか様
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これは浮遊感を与えてくれます。
短編集なので、寝る前に一話づつ読めるのもいいです。
とくに「幻影師、アイゼンハイム」は、映画『幻影師アイゼンハイム』の原作で、まるでノンフィクションのような語りです。
映画は原作とずいぶん違いますが、それぞれに傑作です。
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182.体の贈り物(マガジンハウス) 柴田 元幸(訳)
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小池 アミイゴ様
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エイズに侵された人たちの絶望と希望が交差する日々を、ホームケアワーカーの静かな視線で語られる生と死の物語。
マガジンハウス刊の装幀画を担当させてもらった際、関わるスベテの人が「絶対に良い本にしよう」と情熱を注いだ1冊。
人間は死からも、元気や希望を削り出せることを学んだ仕事です。
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510.一人の男が飛行機から飛び降りる(新潮文庫) 柴田 元幸(訳)
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山口洋佑様
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エリック・サティの音楽がそのまま物語になったような、ほどよいユーモアとペーソスの入り交じった荒唐無稽な状況が突如現れ、理解することを寄せつけず、ひたすら平熱で語られたのちそのまま幕が降ろされる。
わけのわからない、どこか愛おしい「印象」だけをそっと抱かせてくれる短編集。
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635.in our time(ヴィレッジブックス) 柴田 元幸(訳)
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秋山 晶様(ライトパブリシティ)
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「まず、唖然とするほどの潔さに貫かれたその文章。
余計な装飾はいっさい加えまい、読点一つでも余分に打つまい、という強い意志が一行一行から感じられる。」
と訳者解説にある。
読後、呆然とし、覚めると元気が自覚できる。
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656.デカルトからベイトソンへ(国文社) 柴田 元幸(訳)
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米谷健様(現代美術家 ユニットKen + Julia Yonetani)
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これは自分にとってバイブルとも言える本で、近代化によって脱魔術化が進んだ合理社会を的確に分析しています。
魔法がかった世界が如何に味気ないものになったのか、自分の好きな宮崎駿作品のテーマなどは、このことを真髄としているのではないでしょうか。
芸術家としてオススメすべき一冊です。
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http://www.kenandjuliayonetani.com/
670.うろんな客(河出書房新社) 柴田 元幸(訳)
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石川ともこ様
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かなり奇妙な大人の絵本。
短歌のような日本語訳はリズムがあって心地よい。
エドワード・ゴーリーの深~い世界へ。
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http://tomoko-ishikawa.com/