585.神様(中公文庫)
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表題作『神様』を含む短編集。
非日常のなかの日常(もしくは日常のなかの非日常)にこめられている、ちいさな諦めとやさしい気持ち。
どこか交わりきれない者たちの、すこし切なくてあたたかい物語。
迷い立ち止まったとき、疲れきってしまったとき、必ず手に取りたくなる本です。
586.太陽の塔(新潮文庫)
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どうしようもなく阿呆らしくて愛おしい。
彼らのことを表現するにはこの言葉に限る。
いやにしゃちほこばった文体も馬鹿馬鹿しさを際立たせていて癖になる。
いやらしくニヤニヤしながら夢中で読みすすめ、なぜか読了後に残るのは、清らかで美しいものを見たような気持ちなのだから不思議。
オススメ人の情報
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http://www.marimarimarch.com/