太湯 雅晴

310.学術小説 外骨という人がいた!(ちくま文庫)


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今から100年近く前に、宮武外骨という人が新聞というメディアを駆使して行った表現の数々を紹介する内容です。
中にはアスキーアートの始祖と行っても良いようなものもあり、その内容の幅広さには驚かされます。
深刻な内容も軽やかに表現する様を解説してくれるので、飽きることない一冊かと思います。

311.イアラ(小学館文庫)


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ホラー漫画のイメージの強い楳図かずお氏の作品。
聖武天皇の大仏建立の折、その胎内に鉛と共に溶かされた女性が最後に発した言葉「イアラ」を意味を求め、その女性に恋していた男性は中世から未来へと旅を続けます。
旅の終わりにはささやかな希望があたえられ、それが生きることの意味を越えた救いを感じさせます。

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http://futoyu.com/