おゆみ

2932.二十歳の原点(新潮文庫)


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この本はちょっと古いですが、ごくごく平凡な女子大生の日記をまとめたものです。
恋をし、孤独を嘆いてはアルコールに走ったり、ためらい傷を作ったり、自惚れたり、詩を書いたりと、1人の人間の全てが詰まっています。
私が初めて読んだのは確か21歳の時。フリーターと無職を繰り返したり、東京に激しい執着心を抱いていた頃に出会ったこの『二十歳の原点』は衝撃そのものでした。
人はみな独りであり未熟である。そのことを思い出させてくれたこの本は当時の私にとって勇気と希望を与えてくれるものでした。
最強の一冊です。

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