坂下和長

084.チルドレン(講談社)


オススメするコメント
家裁調査官・陣内の独自の発言が痛快な作品。絶対にカラスは黒しかいないと断言してしまった陣内に対し、白いカラスの載った図鑑を見せ詰め寄った少年へ平然と言った一言が深く印象に残っています。
「それは白じゃない。薄い黒だ。」
こういうユーモアが、何気ない日常を、視点を変えて見るヒントになるのではないかと思っています。