内田 コーイチロウ

385.少年(早川書房)


オススメするコメント
ロアルド・ダールって誰?
と言う人は多いけれど「チャーリーとチョコレート工場」の著者というと直ぐにわかりますよね。
とはいってもこの物語で有名になったわけではなく他にもおもしろい本がたくさんあるんですよ。
その中で選んだのがBOY(少年)。
これは少年期の自伝です。
彼はとても好奇心旺盛でとんでもないいたずらっこ、そして自然と多く触れ合うことのできた夏休み、寄宿舎での上級生からのいじめなどいやな経験もしています。
でも子どものときにより多くの経験、体験をすることで心と体が成長していきます。
それが大人になるために必要な仮定であって、決してモノから得られるものではありません。
生きていく中で様々な困難に立ち向かったときに、子どものときに経験したことを思い出せば
どうすればいいか自分で解決できるはずです。
いいことばかりでは人間は成長しないのだと感じるのです。。

386.ムーミン谷の十一月(講談社文庫)


オススメするコメント
どの本も興味深いけど、この本を選んでみました。
実はこの本にムーミン一家は出てこないんです。
ムーミンバレーに住む仲間たちはそろそろ冬の気配を感じながらムーミン屋敷に集まってきます。
でもそこでおこる事が、仲間たちとの対立だったり、自分の中にある潜在的な感情だったり、そして自然の中に身を置くことで感じる五感などなど、ムーミンというと絵本やアニメのようなお話を想像するけれど実はもっともっともっと奥が深いんです。
ある意味哲学書かもしれません、それをキャラクターを通してやさしく読む人に伝えているのだと思います。
読んだ人それぞれが同じ捉え方をするのではなく違った解釈ができるのでは、というところも魅力の1つ。
でもこの本を読むことでより心豊かな人になれると思います。。

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