むらかみさき

2659.春と修羅(日本図書センター)


オススメするコメント
賢治の眼を通して描かれた心象スケッチ――それらはあまりにも鮮やかな色彩を放つ。
初めて手に取ったのは十代で、織り成す言葉に衝撃を受けたのを今でも覚えている。
あれから時は経ち、今読み返しても尚、賢治の言う自然や科学、生と死、それら全てが新鮮な驚異として心に突き刺さる。

2660.よだかの星(岩崎書店)


オススメするコメント
宮沢賢治の数々の童話の中で最も好きな作品の一つ。
一見可哀想な話なのだが、「命」について考えさせられる力強い作品。
「食物連鎖」に対する葛藤は、賢治の「生死観」が読み取れる。
易しい言葉で書かれた童話でありながら、孤独に輝く生命の奥深さを現世にも訴えかける。

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