386.ムーミン谷の十一月(講談社文庫)

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内田 コーイチロウ様

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どの本も興味深いけど、この本を選んでみました。
実はこの本にムーミン一家は出てこないんです。
ムーミンバレーに住む仲間たちはそろそろ冬の気配を感じながらムーミン屋敷に集まってきます。
でもそこでおこる事が、仲間たちとの対立だったり、自分の中にある潜在的な感情だったり、そして自然の中に身を置くことで感じる五感などなど、ムーミンというと絵本やアニメのようなお話を想像するけれど実はもっともっともっと奥が深いんです。
ある意味哲学書かもしれません、それをキャラクターを通してやさしく読む人に伝えているのだと思います。
読んだ人それぞれが同じ捉え方をするのではなく違った解釈ができるのでは、というところも魅力の1つ。
でもこの本を読むことでより心豊かな人になれると思います。。

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更新日
12/14/2013