351.傷と出来事(河出書房新社)

オススメする人
中野裕介様(パラモデル)

オススメするコメント
「私の傷は私以前に存在していた、私は、その傷を受肉するために生まれてきたのだ」
20世紀最大の哲学者ジル・ドゥルーズが生涯において幾度も(死の直前の論文の末尾に至るまで!)、最上の思想者として参照する、第一次世界大戦で負った傷の為、終生半身不随となったフランスの詩人・ジョー・ブスケの初の邦訳本。
生の持つ痛みや葛藤、その運命の深淵から詩を紡ぎ出し、「傷にふさわしい者になること」を希求する真に創造的な衝動は、奇妙に透明で、軽やかな歓喜に溢れています。

オススメ人の情報
WEB
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著者などの情報
ジョー・ブスケ
谷口 清彦(訳),右崎 有希 (訳)

更新日
11/01/2013