木野鳥乎

1771.フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし(好学社)


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生きるだけで精一杯の状況において、創作なんて芸術なんてなんて無力なのだろう、と「あのとき」多くの人は思ったはず。
これはひとつの答えのようにも見えるけど、でも本当に答えなのかな。
私はむしろ、その問いをレオレオニも抱いていたということに共感と、少しの救いを見いだします。

1772.歌川国芳 遊戯と反骨の奇才絵師(河出書房新社)


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江戸時代「天保の改革」は贅沢を禁じ風紀を粛正を謳い、浮世絵の表現にも規制がかかりました。
為政者が「自由な創作」を目の敵にし、世の中が言われなくても自粛ムードになるのは古今東西ありがちな話です。
そんな規制を軽やかにかわす絵師たちは痛快。国芳関連ならどれでも、好きなものを選んでみては。

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WEB
http://www.kinotori.com/studio/index.html