藤原徹司

1422.優柔不断術(ちくま文庫)


オススメするコメント
優柔不断ははたして短所なのか?
その切り口から、『とりあえず、ビール、二本ぐらい』と「ぐらい」を付けることにより、決断を天に委ねるなどの独自の例えや考察を交えた表現が秀逸。
なんでもないことやバカなことを大真面目に考える著者の人となりも垣間見え、最後は、『自分で短所だと思ってたトコロも実は長所なのかも…』と思わせてくれます。

1423.企業戦士Yamazaki(集英社)


オススメするコメント
バブル崩壊直後の日本のサラリーマン社会を舞台とし、一度は過労死した主人公が戦闘型サイボーグとして復活し、ビジネスという現実の戦いに挑む。
姑息な敵、組織に潰されそうになる若手社員、幼少から心に傷を負った女性社員などに相対していく中で、愚直なほどの誠実さで「働くことの意味」を問いかける。
一話完結型で読みやすく、随所に名言もあり、それでいて押し付けがましくなく。
いわゆる「ゆとり」「さとり」世代の方に読んでもらったらどう響くのか、というのも個人的には興味深い。

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